BlueBloomBlog

アクセスカウンタ

zoom RSS 匂いに関する断章

<<   作成日時 : 2007/05/11 18:30   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 10 / トラックバック 1 / コメント 19

■娘が父親の下着と一緒に自分の下着を洗濯しない理由
よく年頃の娘が、父親の下着と自分の下着を一緒に洗濯するのを嫌がるという話がある。
それはなぜか?
「臭いから」という理由は科学的でない。
なぜなら、汗臭い男が好きな女子でも、父親の汗臭さは耐えられないという。
これは、親父が加齢臭を発散させているという理由ではないのである。

原因をご存知でしょうか?
じつは、この話は、遺伝子が原因しているのである。


■遺伝子は匂う
ウィトキンス博士は、44人の男子大学生と49人の女子大学生に協力を求めて「異性の匂い」について実験をした。

それぞれの男性は新しい木綿のTシャツを渡され、週末の間それを着て過ごした。
食事や香水など、他の匂いの要素が入り込まないようにして、翌週そのシャツは実験室に届けられた。
女性は、Tシャツの匂いを嗅ぎ、好感度の順に点数をつけていった所、ある特異な現象が認められた。

その特異な現象とは、点数と、別に調べた各女性と各男性のMHC遺伝子の異なる比率とは、見事に比例したのである。

つまり、女性は、「匂いによって、自分と異なるMHC遺伝子を持つ男性に好感を持つ」のである。

なぜ自分と異なる遺伝子の異性に惹かれるのか?
この理由は、なぜ「男女」があるのか?という疑問を説明するのと同じである。

それは、遺伝子が近い男女によって生まれる子孫は、排除できるウイルスはあまり多くならず、異なった遺伝子を持っている場合は、子どものウイルス排除機能は強化されるという理由による。
すなわち子孫の免疫の多様性を持たせるために、違った遺伝子を持つ雌雄の交接といった無駄で効率の悪い生殖をするわけである。

以上の実験により、「年頃の娘が、父親の下着と自分の下着を一緒に洗濯するのを嫌がる」理由は、娘が自分と極めて近い遺伝子を持つ「父親」を生殖の対象外と認識し親父の匂いを拒絶する為である。

この現象は人間だけか?というとそうではなく、生物全般に見られる傾向だそうだ。

たとえば、マウスでは、このMHC遺伝子セットが、尿中に特有なタンパク質を放出するため、メスのマウスに二匹のオスを選ばせると、メスは尿の臭いをかぎ分け、結果的に、必ず自分と異なる要素が強いMHC遺伝子を持つオスを配偶者として選択することが分かったそうだ。


■家族の肖像
イギリスの科学誌「ニューサイエンティスト」に紹介されたアメリカデトロイトのウェイン州立大学の研究班は、6歳から25歳の子どもがいる5家族を対象に実験を行った。

家族に3日間同じTシャツを着てもらい、家族でない見知らぬ人が同じように着たTシャツと混ぜて、臭いの識別をさせたところ、次の結果が出た。

1) 父母は子どものシャツをほぼ識別できた。
   特に母は鋭敏だったが、兄弟の違いまでは識別できなかった。

2) すべての子どもは父のシャツを識別できた。

3) 母のシャツは、9歳〜15歳の子どもだけが識別できた。

4) 家族と他人のシャツとどちらのシャツの匂いを好むかを聞いたところ、他人の匂いのほうに好感を持つ人が親子とも圧倒的に多く、特に母が子どもの匂いを、子どもが父の匂いを嫌った。

5) 異性の兄弟姉妹が互いの匂いを嫌悪したが、同性間の嫌悪は見られなかった。

研究班は、この反応こそが、「近親相姦防止のメカニズム」と説明した。


■フェロモンと香水の関係
香水は異性の魅力を増す香りといわれる。それは、まるでフェロモンの代用品のように。

香水が甘い香りであるように、フェロモンの匂いも「甘い匂い」と言われる。
しかし実際にはフェロモンとは「体臭」である。

動物は発情したときには体臭が強くなるがフェロモンも体臭腺から出るのである。
ちなみに、オスフェロモンといわれる「α-アンドロスタンジオール」は「わきが」の臭いからできている。
決して「ワキガ」は甘い匂いではない。
しかしワキガの匂いを数万倍に薄めると「甘い匂い」のフェロモンに変化するのである。

実際この化合物は男性が嗅ぐと大変いやな臭いに感じるが、女性には比較的平気な人が多いということらしい。

高級な香水は、直接嗅ぐと嫌な匂いであるが、実際に体につけてみると、なんとも優雅で甘美な匂いを発する。
本来、香水は清潔な体につけるものではなくて、汗臭い体につけるものである。
すなわち、体臭と混じって甘美な香りにするのが香水の面目なのである。
なぜなら、そもそも香水とは体臭を甘美なフェロモンに変化させる媚薬であるからだ。


■シトラス系の香水は女性限定である
ところで、私は昔から「山椒」の匂いに、なぜかすごくトキメクのである。
しかし私の回りでは、サンショウの匂いにトキメク人が少ない。

最近、クロアゲハがサンショウの匂いに誘われることを知ったのだか、ミ カン科の特有の匂い(シトラス系)がクロアゲハを誘うらしい。
柑橘系に誘われる黒い蝶の印象は、まるで処女の生き血を求める老年の吸血鬼のようである。

柑橘系の匂いは、フェロモンというよりも「若さを感じさせる効果」があるようで、シトラス系の香水は、女性がつけると実際より若く感じるという実験結果がある。

よって、シトラス系の香水は、本来、女性がつけるものであり、男性がつけるものではないと思っている。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 10
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い
かわいい

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
フェロモン:ニオイにまつわる話。
1匹のゴキブリを見たら、近くに100匹居るといいますが、 これは本当だ。 ...続きを見る
BlueBloomBlog
2010/03/09 18:28

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど〜と頷きながら読んでしまいました。本能的に近親相姦を避ける能力が備わっているのですね。
自分の子供の匂い…特に10歳くらいからホントにイヤですね〜。
部屋の前を通るだけで臭ってきますから(T_T)
窓開けろ〜と叫んでいます。
お互い様だったのですね(^_^;)
サンタママ
2007/05/11 22:31
こんばんは。
ここでも書いたことありますが、
以前の朝日新聞の記事を思い出しました。
免疫機能の違う相手に惹かれるという仮説は
このような形で検証されていたんですね。
しかし、女性が結婚相手に父親に似た人を選ぶ
というのはどうしてなんでしょうか?
匂いがダメだから違う遺伝子で代用しているのかなぁ。
やはり人間は不思議な生き物でございます。
そういえば、ウチの庭には山椒があります。
因みにトキメキませんね(笑)。

しまじろう
2007/05/11 23:18
ムスメが父親の臭いを嫌うのには科学的な理由があったのですね。
では、妻が夫をくさい!と思うのはなぜでしょー?

山椒、大好きです。
実の佃煮も、葉、葉の佃煮、花の佃煮、…
刀削麺荘のナスを素揚げして山椒塩をまぶしたやつ、
おいしいですよ〜!
ちょっと塩がきついですけど。
五紋
2007/05/11 23:50
以前、おねーちゃんにモテモテの香水を買った友人
(断じてわたしではない)に匂いをかがせてもらった
ことがあります。イランイランをベースにした香水の
ようでした。因みに奴はもてませんでした。

おやじが生前、姉と妹に「うわっ、ジジ臭い。加齢臭
むんむん!!」といわれて、かなりショックだったようで、
かなり長時間、犬とたそがれてました。

わたしも山椒とシッカロールのにおいが
加われば、一気に季節は夏、そして浴衣を着た妙齢の
女性がうちわなんぞもってイメージ化され(黒田清輝
「湖畔」そのままだ・・・)、トリップしてしまいます。
なんかあったんかな?
どーまる
2007/05/12 15:04
シトラス系といいますと・・・
若い頃に大ブレイクした資生堂のシャワーコロンを思い起こします。
今でもあるのでしょうか・・・
資生堂のCMは今でもとってもステキですが、
70年代後半から80年の作品の醸し出す、素朴で、華奢で、透き通ったイメージが特に好きです。

小林麻美の「マイ・ピュア・レディ」の透明感。

その後、資生堂のCMは、テクノ・ポップの流行とともに、マットな彩度を増していき、次に空気をはらんだメロウな中間色へ変貌していきます・・・

今の女性賛歌ともいえる「TUBAKI」の鮮やかな存在感とはまた違いますよね。



KISHIKO
2007/05/12 22:31
ふむ ふむ
ワタシは、『ブルガリオーフレッシュオーデトワレ』を愛用しておりますが
歳よりフレッシュフレッシュフレッシュな香は身の程知らず罪かもしれんと密かに心配しておりました。でも、周りにも若さを感じさせるなら、エエのだな。
『山椒』ねぇー。もと鰻屋の娘としては、蒲焼きを連想しましたが
厳格で清潔感のある大人というイメージですね。ごちそうさまです。
カラス
2007/05/13 18:34
ふむ ふむ ふむ
最近香水ネタをワタクシめも書いていることが多いのですが、それにしても汗臭い状態、体臭ばっちりで香りをふりかける勇気はナイですね〜
これから暑い季節ですから、シトラス系がまた活きてくるシーズン到来ですねえ。なお、フランスなどの高級香水って最初出会ったときには「くさっ!!なんじゃこりゃ」って思っても、その後「おおおー、こりゃまたえもいわれぬよい香り」って思うことがあります。あれは本当に不思議。香りが変わったのではなくこちらの受け止め方が変わったのか?ってしばし首をひねることに。
シーラカンス
2007/05/13 22:45
思わず
「へぇ〜そうなんですか?」って感じです。
やっぱり子供は臭いのですね!(笑)
思春期あたりから臭いというのも凄いです。
いつも女のほうが男を臭く感じるというのも凄いです。>サンタママさん

こんばんわ。しまじろうさん。
子供が父親に似た男を選ぶというのは、「ファザーコンプレックス」の一種で心理的な要素だと言われます。
遺伝子的には選ばないでしょうね>しまじろうさん
エイジ
2007/05/14 20:38
ぷぷぷ
妻が夫をくさい!と思うのは、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではないか?と推察します。
女性の場合、キレていると「笑った顔」がむかついたり、「黙った顔」むかついたり、「くちゃくちゃ音を出して食べる」のがむかついたり、すべてが嫌いになるようであります>五紋様

やはり
ムーディーな夜のための、スペシャルアイテムとして、
アロマライトも必要だったのではないでしょうか?

ちなみに私はイランイランのアロマオイルマッサージを
されたことがありますが、真っ赤にカブレました。
パッチテストをすべきでした。
(/_;。) ウッウッウッ >どーまる様
エイジ
2007/05/14 20:52
ふむふむ
なかなかお目が高いですな。
資生堂のシャワーコロンはありますよ。
しかし資生堂のコロンはすぐに飛んでいってしまう気がしますね。
資生堂のCMや広告は僕は好きです。
資生堂のCM非常に上手いですね。
さすがって感じです>KISHIKOさん

おおっ
僕も最近まで「ブルガリ ♂プールオム エクストレーム
オードトワレ」を使ってました。
ムスクベースです
( ̄^ ̄)ぬぉー

ええ
私は男なのに香水が好きなんです>かなさん
エイジ
2007/05/14 21:06
そうなんですよ。
このBLOGの1日前にシーラさんが「シルクロード・ウイグル族の伝説の美女・香妃が身体から発していた香り」について書かれていましたよね。
このBlogを書いたあとで読んだので「おおっ!」と思いました。
「ミスディオール」なんか特に直接匂いを嗅ぐと「腐ってんのか!」と思いましたが、女性が漬けると、なんて甘美なスメルなんでしょうという感じですよね
資生堂はまだそこまで作れないようです。
そのままでいい匂いですもんね
そういうのは飽きますよね>シーラさん<香水作る人って凄いですよね。
エイジ
2007/05/14 21:14
ミス・ディオールの話でふと気付いたのですが・・・
もともと西洋人と日本人の体臭の違いで、同じ香水でも付けた時の香りが異なっていくのでは?と思います。
イタリア人と国際結婚してる友人の話では、自分の息子さん(ハーフ)が赤ちゃんのころ、同じ年齢の妹さんの息子さん(両親日本人)と、明らかに
発する体臭が違う!とのことでした。二人とも母乳で、食事も日本式でしたが、イタリアのハーフの赤ちゃんは、体臭が「チーズのようなニオイ」がする・・・とよく言っていました。
たとえが変ですが、紅茶を入れるに、水の違いでお味が異なるように、香水、トワレも同じような感じがしますが、如何でしょうネ。
KISHIKO
2007/05/14 23:20
整髪料など,無臭系と呼ばれるものを買い求めるようになりました。
前は,アラミス愛好者でしたが,自分でも匂いが気になります。
bara17
2007/05/15 04:08
日本人は世界でもっとも無臭の民族ですよね。
そもそも香水が発達したのは、体臭のつよい肉食民族の間でですから、ご指摘のとおり、体臭によって合う香水も違ってくるでしょう。

やはり日本人には「山椒」が合うのであります>kishikoさん

ぶぶぶぶ
そうでしたよねー
baraさんはアラミスを愛用するダンディーな弁護士様でしたが、最近は娑婆っ気がなくなってきたのでしょうか?
ミーハーで娑婆っ気の多い私は、「AXE」という最新のボディースプレーをつけております。>baraさん
エイジ
2007/05/15 19:54
そうなんです。
人生,半世紀を超えましたので,アラミスなどの香料よりも無臭性の整髪料のほうが,自分に似合っているように思えるようになりました。
枯れてきたということかな。

あとは,タバコの臭いを消すだけです。
ニコチンパッチを処方して貰っていますが,保険適用期間を超えてしまい,今や,自費でニコチンパッチを買い求めています。でも,タバコを買うよりも,ニコチンパッチの方が安いので助かっています。
bara17
2007/05/16 10:37
管理人様
たしかタカラでしたっけか、
音と香りで夢をコントロールするマシン
を売っていたのは。

欲しかったのですが、海外なので購入できず、
効くのか否かわからないうちに市場から
消えてしまいました(泣

アロマライトに「エゴイスト」を
仕込み、BGMはマルガリータ・レクオーナ
の「タブー」。我ながら濃すぎっす・・・
どーまる
2007/05/17 12:54
お久しぶりです。
うーん面白いですねー。でも確かに体臭にのった香水だからこそ芳しいっていうのがあるようです。大学の時クラスメートのイタリア人の女の子(タンドールプワゾン愛好家)が「日本人は体臭がないから香水を使うと(それ自体の)匂いがきつくなりすぎて美しくない!西洋の香水は無理!」といきまいていました。私は当時クリスチャン・ラクロワのセラヴィを使用していたので密かに冷や汗でした。
ruri
2007/05/18 09:24
愛煙家のエイジです。
どうなんですか?
煙草って、ニコチンって悪いのでしょうか?
タールが悪いんじゃないのでしょうか?
という自己正当化により、タール除去フィルターで煙草を吸いまくっております>bara様

音と香りで夢をコントロールするというのは凄いですね。
というのは、古代の魔術師は夢をコントロール出来て初めて、現実社会に奇跡を起こすといったそうであります。
夢見る力

最近忘れがちです(汗)>どーまる様
エイジ
2007/05/20 14:45
日本人の女性が世界の男性に好かれる大きな理由は
その無臭故だそうです。
白人の女は臭いのだ。
だから香水がいるのであるぞ。

日本女性だからこそ
シッカロールと蚊取り線香の匂いの良さがあるのです
って、どーまる様のパクリだけどよ>ruriさん
エイジ
2007/05/20 14:48

コメントする help

ニックネーム
本 文
匂いに関する断章 BlueBloomBlog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる