時間は未来から過去に流れるという話

今回は「時間は未来から過去に流れている」という話をしよう。

これは、チベット密教の時間論である。

一般的に、常識的に考えれば、私達は「時間は過去から未来に流れる」と考えている。


しかしながら、チベット密教では、
これは誤見であり、現実には、
時間は未来から過去に流れ、
原因は未来にあり、結果は過去にある。

と考えるのが正しいと考える。



この理由は、密教の即身成仏の原理に因っている。
顕教の考えは、「凡夫が仏に成る為の修行」の果てに悟りの彼岸に到達するのであるが、
密教の考えは、「まず仏に成ってから仏として修行する」のである。
これは、すでに完成したプラモデルをイメージしながらプラモデルを作るという作業に似ている。

よって、密教では「完成した状態から未完成の部分を作っていく」のであるから、
「時間は未来から過去に流れる」という哲学に通じるのである。

参照:迷信は信じるに値しないか?



この話は非常に興味深い。



例えば、太平洋戦争の敗因を過去に求めれば、
日本の軍部の暴走やら力量を考慮しない植民地政策の暴走の結果と考えられるであろう。

しかし、密教的に敗因を未来に求めるとすれば、
戦後の日本の経済の発達、民主主義の実現、自由貿易の推進、
軍隊の放棄が未来に実現するので結果として敗戦が必要があったと考えなくてはならない。

2011年3月11日に発生した東北大震災も、過去に原因を求めれば、
原発の推進、政治家が亡国の極みであった、冥王星(プルート)が引退した年に日本に親王が生まれ、
かつ新星が見つかった。
などと考えることが出来るけれども、
参照:冥王星についての黙示録

逆に原因を未来に求めれば、
新しい日本の立国、新しいエネルギーの実現、日本の民族意識の再確認を、
未来に達成するゆえにこの悲劇が必要であったのだということに成る。
そして、きっと未来に必ずそのように日本人は回想するであろうと私は思う。



この時間論は、私達の生活や人生においても
大きく考え方や価値観を変えてしまう。

私達は、原因が過去にあり、結果が未来にあるという因果律の世界を信じているが、
原因が未来にあり、現在はその途上の結果であると考えるのならば、
私達は過去の呪縛から解き放たれ、新しい力を得ることができるであろう。


なぜなら、
いくら貧乏に生まれても将来は金持ちになれるし、
いくら不細工な顔でも美人の恋人が出来るからである。
離婚しても新しい伴侶と出会えるし、病気になっても幸せになれる。

つまり、誤解を恐れずに断言すれば、
未来はどんな過去に関係なく自分の意志によって変えることが可能なのだ。

この原理を、
脳科学的に考えれば、脳の認識の変化が「結果」として、
「過去」を変える事ができ、

自己実現の原理から考えれば、
未来において何かしらを実現してる自分の立場から、
現在の自分を鑑み、生き方を変えるという話に通じるかもしれない。

しかし、実際のところ理由は判らない。
ただ、現象が存在するいうことが紛れもない事実であるということである。


犬や猫に、個体間の境遇の差はないけれども
人間の境遇に天地の差が生じるのは何故か?

という問題が哲学や宗教では討議されるが、
チベット密教の時間論がその解答なのである。

つまり、
時間が未来から過去に流れるということを
知ってる人間は環境を自ら創造し支配できるが、
知らない犬や猫は、環境に支配される

ということなのです。

従って、
このBLOGを読んだ人で、
「時間は未来から過去に流れるという話」を信じた人は、
その瞬間から人生の時計が逆に動き始める。

タロットの大アルカナに「運命の輪」というカードがある。
このカードの意味するところは、
アーサー・エドワード・ウェイトのタロット図解における解説では、
「幸運・転機・向上」を意味するらしい。

輪は周期性・永続性の象徴とされる。

未来に自己実現した自分から今の自分を見るようになる時、
「未来」の空間に、
強い理想や希望の磁気を帯びた達成のイメージを刻印すれば、
「過去」である「現在」にその「結果」が出現する。

過去に縛られずに生きる為には、
「あらかじめ自分で未来の設定をしてしまう」のが何よりも有効なのだ。

つまり、どういう自分でありたいかを最初に決めてしまうことによって
貴方は「運命の輪」の意味する世界に生きることを選ぶことになるのです。


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