寿命についての断章

寿命について。

学術的考察を断片的に表現するという試み。

■ 猫はネズミよりも長生き
体の大きさと動物の寿命は比例する。
つまり、からだの大きい動物ほど寿命が長いというわけである。この関係は鳥類や哺乳類のような恒温動物で明確である。

これは体温維持する為の細胞の酸素消費量が関係しているといわれる。
体重が25gで細胞1gあたりの酸素消費量が1588のマウスの寿命は2.5年
体重が70000gで細胞1gあたりの酸素消費量が202のヒトの寿命は70年
体重が3800000gで細胞1gあたりの酸素消費量が67のゾウの寿命は100年


■ チビはノッポより長生き
しかし、種が異なった哺乳動物では体が大きい動物ほど寿命が長いが、同種の場合は逆で、体が小さい動物が寿命が長い。

イヌを、小型犬、中型犬、大型犬に便宜的に分けると、寿命は小型犬が一番長く、中型犬、大型犬の順番になる。

人間でも、二つの報告が身長と寿命は反比例することを示唆している。ひとつは19世紀のフランス人男女のデータであり、もう一つは、米国プロ野球選手のデータである。
The Baseball Encyclopedia によれば、プロ野球選手の説明文に彼らの生年月日から何歳のときの体重や身長の記載、そして何歳で死んだかの記載がなされている。成人のときの身長や体重が、寿命ときれいな負の相関することが見いだされた。要するにチビのほうが長生きなのである。

体の大きさが3分の1程度の矮小マウスは、普通のマウスと比べて雄で49%長生きで、雌で64%も長生きである。また、ウシの成長ホルモンを過剰に発現させたトランスジェニックマウスでは、体が大きくなるとともに寿命が50%短い。

この理由は、体内での代謝によって発生する活性酸素量が体が大きくなるほど多くなるからではないかという仮説がある。

マラソンランナーやプロレスラーの寿命が一般の人より短いのと同じ理由である。



■ 飢餓状態の男は絶倫である。
食餌制限により、ラット、マウス、サカナ、クモ、ショウジョウバエ、センチュウ、ワムシなど調べられた全ての動物の寿命が延長された。
この現象はエサがないことへの動物の適応で、エサが確保できるまで成長を遅らせることにより代謝量を低下させ生殖期間を延ばす機構である。この間は生殖能力は維持され老化が抑えられている。

不思議なことは、飢餓状態で若いラットは成長ホルモンの分泌が低下し成熟が押さえられるが老齢マウスは成長ホルモンが増加し若返るという成長ホルモンパラドックスこそ生命体の神秘である。


■ ご飯を食べると肌が老化する(by Gackt)
うどんやご飯、パスタなど炭水化物などは、消化されブドウ糖になり腸から血液中に流れ込み、血液中に流れ出たブドウ糖の値が上昇することにより、膵臓からインシュリンが分泌され、血中に流れ出たブドウ糖を細胞内に送り込む補助の役割を担っている。

インスリンが少ないと、ブドウ糖は血液中に浮いたままの状態になり、余ったブドウ糖は、中性脂肪に変化し皮下脂肪となり、肥満となる。
インシュリンの分泌量は、徐々に老化のため減退して40歳代になると全盛期の約40%ほどまでインシュリンの分泌が低下してくる為、少食でも脂肪に変えられてしまう。

では、インシュリンを補充すれば良いか?というとそうでもない。
なぜなら、インシュリンは老化を促進させるホルモンでもあるからだ。

インシュリンが老化を促すメカニズムは、血中で高濃度インシュリンが持続すると活性酸素を無毒化する体内酵素が減少するゆえに細胞が活性酸素で傷つきやすくなるためである。

歌手のGacktが「ご飯を食べると肌が汚くなる」というが、ある部分では正しい。
しかし、ご飯は炭水化物のみではなく非常に優れたバランス食品である。
ご飯は肌に良い栄養素が多い。
ご飯をまったく食べないと余計に肌がカサカサになるし張りが無くなる。

正確には「ご飯を食べ過ぎると肌が汚くなる」であろう。

そういえば、Gacktの肌に張りが無くなってきたと感じるのは私だけですか?

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この記事へのコメント

2007年07月22日 00:34
ゴハン抜きダイエットをしていると言う赤西さんはどうなるのかしら? 
つるつるのお肌を取るか? ぷくぷくの体を取るか?
う~ん、どうしよう(@_@;)
五紋
2007年07月22日 01:11
う~ん…むずかしいですねぇ
インシュリンが少ないと、血液中の糖は、分解されずに尿として排出されるのでは、…?

生命の神秘ですね。
生命の危機に瀕したとき、身体のどこかでスイッチが切り替わるんでしょうか…
不適切な引用かもしれませんが、強姦のほうが妊娠率が高いと聞いたことがあります。

一時、酸素カプセルなるものが話題になったことがあります。
血中に酸素を多く取り入れることにより、細胞をより活性化することができるものだったと思いますが、酸素を多く消費すると、それだけ、寿命が縮むんですよね?
う~ん…
運動選手の例といい、活発な細胞ほど、寿命は短いという事ですか?

同じ種だと、小型のほうが長生き、というのも、どういうメカニズムなんでしょうね。
どーまる
2007年07月22日 11:24
お肌にいいといわれている日本酒も、そのお米
からできているのですが・・・・。

もっとも米をたべると浮腫む(むくむ)という
人もいるので、これは体質なんで仕方ないかも。
そういう人は米に拘らずに、ほかの穀物から
栄養を得るのが得策。

結局のところ、それぞれの食品のいいとこどりを
する意味での「一日30品目」がお肌にも寿命にも
やさしいのかも。

なんでもいいからといって、がばがば摂取してると
薬も毒に。み○もん○がある特定の食品の過剰接収
を扇動しても、惑わされてはだめよ。
2007年07月22日 18:19
確かに低インシュリンダイエットは肌にも良いです。
したがって芸能人のダイエットは低インシュリンダイエットが多いですね。
ヒロミゴーのようにカサカサになってもヒアルロン酸皮下注射がありますから大丈夫でしょう。>にゃんこさん

インシュリンはブドウ糖を皮下脂肪に変えますが少ないと過剰なブドウ糖は通常中性脂肪に変化して血管や内臓に蓄積されます。
しかし通常、血糖値が180~200mg/dL以上になると尿糖が認められるのです。慢性的に血糖値が高い状態を糖尿病と呼びます。

酸素は人間にとって必要なものですが、酸素によって老化をします。
また細胞は分裂の回数が決まってますので活発な細胞は老化が早いのです。一般的に運動選手の老化が早いのは活性酸素の影響ではないか?と仮説されております(そうではないという研究もありますけどね)
同種だと小型が長生きというのは、小型ゆえに代謝の負担が少ないから活性酸素による細胞老化が低いといわれておりますね>五紋様
2007年07月22日 18:27
そうなんです。穀物は炭水化物ですが、炭水化物は全部一緒ではないのですね。アミノ酸の違いがありますが最近言われているのは「糖鎖」というメカニズムです。
この糖鎖が非常にアレルギーに関係してるといわれております。
この糖鎖の研究により花粉症も近い将来に特効薬ができるでしょう
穀物は非常に奥が深いのであります>どーまる様
2007年07月22日 22:20
前に哺乳動物の寿命は大体同じ心拍数なのだと聞いたことがあります。
小さなねずみの心拍数は早くて大きな象の心拍数はゆっくり・・・
生涯に働く心臓の拍動は同じくらいなのだと・・・

最近私の肌が汚くなってきたのは ご飯の食べすぎですか?
やっぱり老化のせいでしょうか(T_T)
2007年07月23日 12:41
ほ乳類の心拍数は一生涯で20億回程度といわれております。事故などを無視して計算すると「20億÷(一分あたりの心拍数×1440)÷365」で寿命が求められるという説もあります。
肌の老化はかなり止められることが最近わかってきたみたいです。
一番大事なのはやはり紫外線予防らしいです>サンタママさん
2007年07月23日 13:25
↑心拍数は20~23億に訂正します。
2007年07月24日 18:56
そうだったんだ。
風林火山を見て、
Gacktが最近肌にツヤがないと思ったのは
間違いじゃなかったんですね。
税理士試験の後、絶倫(爆)だったのは
そんな理由だったのか、なるほど(笑)。
Baseball EncyclopediaからGacktまで、
相変わらず守備範囲が広いなぁ。
もしかして女性の守備範囲も・・・(爆)。
五紋
2007年07月24日 22:59
いつも、誠意のこもったレス、ありがとうございます。
そっかー、
血糖値というのを、体は、一定に保とうとして、インシュリンの
分泌が調節されてるんですね。
インシュリンの手に負えなくなった分が血中に留まって、
高血糖になり、血液どろどろになり、そのうち、
適正範囲を超えて、尿に排出されるようになるのが、
糖尿病。
うん、少し、わかりました。
そうすると、低インシュリンダイエットというのは、
ヘンですね。
インシュリンは、自分で、分泌を抑えようとしてできるものでもないし、抑えるよりは血糖値を下げるほうがよく思えますもん。
身体の化学工場は、ほんとに複雑です。
しかも、すべてがバランスという原理でコントロールされている。
曼荼羅という言葉がひらめきました。

「太く短く」「細く長く」生きるという言い方がありますが、
これって、比喩ではなく、ほんとなんですね。
とすると、…
限られた命、やっぱ、わたしはじっとしてられるほうじゃないな。
2007年07月25日 09:08
Gacktさんは以前TVで「そばやに行く」という話をしていたので、「ご飯は食べないけど、お蕎麦は食べるんだ~」と何気に見ていました。ひょっとして蕎麦湯だけをいただいているのかしら?
ふ~ん私の肌とこの身体は「ご飯を食べ過ぎるな!」という警告なんですね(汗)。
2007年07月25日 15:34
かなりな食事制限をしているつもりでも、皮下脂肪が着実に蓄えられている現実は、やっぱり歳のせい・・・・・
この頃こうして座っている時に、腹部の圧迫が胃の辺りに来るので苦しいです。太くなってきた分寿命が縮むかしら?

2007年07月25日 17:55
強打者はストライクゾーンが広いものです。
私の場合はボール球でも振ります。
ただ当たらないだけであります(汗)>えろじろうさん

えーと
低インシュリンダイエットというのは、まさしく血糖値を上げない食事をすることによってインシュリンの分泌を少なくするというダイエットであります。
というのは糖分によって脂肪に変化する比率が日本人は高いのであります。太く長く生きられればそれが最上ですよね。>五紋様
2007年07月25日 18:30
蕎麦はカロリーが低いからではないでしょうか?
やはりご飯だけ減らすのではなくて
全体の摂取カロリーを減らすことは健康のためにも重要だと思う次第です>レセママさん

日本人は世界の中でも太りやすい遺伝子を持った民族らしく
逆にいえば、太りやすい人は健康体でタフな体質だということでもあります。
したがって摂取カロリーを必要以上に採ることは健康を害しやすいのですよ。
腹八分医者要らずでございます>みどりさん

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