飽きないカレンダー論

今年の初仕事は、会社でカレンダーをめくり、1月にしたことであります。
カレンダーをめくった刹那に目に飛び込んでくる写真や絵がひたぶる好きだ。
年末から正月にかけて沢山のカレンダーを業者さんから頂きましたが、
どんなカレンダーが好きか?人によって様々である。
仕事用に沢山予定が書けるカレンダーが毎年人気ですが、誰でも思うのは飽きないカレンダーがいいということである。

各部署でどんなカレンダーを持って行くかを観察していると、大体、男性の場合、「写真や絵はうっとしいから何も無いのが良い」と言われる。やはり年中見るので、神経に障るのは敬遠されるようである。

私は、逆に「数字だけのカレンダーは嫌」なタイプで、昔から壁中に絵画やポスターやらを飾るのが好きでありまして、カレンダーなんかも「印象派の絵画カレンダー」やら「現代美術カレンダー」「風景写真カレンダー」「皇室カレンダー」などあらゆるカレンダーを壁に飾ってきましたが、カレンダーというのは一年を通じて壁にかけて有るわけで、そこには「飽きるカレンダー」と「飽きないカレンダー」が存在することに気づいたのである。
今回は「飽きないカレンダーの選び方」について、毎年悩んでいる皆様の参考になるお話をしようと思う。
なに?べつにそんなもん悩んでおらん?

まず、飽きるカレンダーについて考えると、たとえば、富士山の四季折々の姿を撮影した写真カレンダーなどの「綺麗な風景写真カレンダー」。
最初見たときは「おお綺麗」と思うのであるが、毎日見てるうちに「この山の裾野部分は後から色が付けてある」やら「この黄色い花は富士山に合わない。黄色が嫌らしい」やらだんだん飽きてくる。
風景写真カレンダーは私的にはしっくりこない。飽きますな。

次に、「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ」という格言カレンダーや「きれいな床の間と玄関だけじゃ生活できないんだよなぁ」という相田みつをカレンダーですが、これもたまに読むと「うーんいいねぇ~」と感じる。
しかし。毎日読んでると、だんだん説教されているカンジになってきて「お願いやめて」と思ってしまう。
格言カレンダーは窮屈である。私的には飽きますな。

では、飽きないカレンダーは、何か?と言えば、私にとって飽きないカレンダーは「素朴な日本画の風景」で特に自然の中で働く人間が一緒に描いてある物が特に好きである。
特に四季折々の自然を感じさせるものが宜しいようである。
最初はインパクトが無いですが、毎日見ていると、日々発見があります。これはなぜか不思議に飽きないのである。
特に人を発見すると「おお!」と驚きます。たとえば山水にて船を漕ぐ人や農村で農業をする人が小さく描かれているのを発見すると、絵の中の人物と自分が同じになった気分になり、自然の中で癒されている気分になりますな。

この飽きないカレンダーの理由を考えると、極めて私的な好みのように感じられるが、魯山人の言葉で「料理で最高の味は無味に近くなる」と等しいかも知れないなどと感じ、案外、普遍的な話ではないかと思うのであります。

魯山人によれば「無味」とは「味がない」事ではなくて「偏った味の無い」ことで「淡とした味」だそうだがよくわからない(汗)

しかし、私は食通でないが、おいしい珈琲というのは、飲み始めで「もう一杯飲みたい」と感じさせるのに飲み終わると「これで満足」だと感じさせる珈琲であると思っている。
きっとこの感覚は、魯山人の言う「偏りのない淡とした味わい」に近いのではないか?と想像している。

人間の付き合いでも、末永い付き合いが肝要で「君主の交わりは淡として水の如し」というように、やはり、カレンダーも料理も人間関係も「いい味を出す」には「偏りのない淡味」が大事なようである。

ちなみに、今思い出したのであるが、人物カレンダーの話。
男性に限って提案しておこうと思う。
もし、「スレンダーな美人のいるCOOLなカレンダー」と「ぽっちゃり肉感的美人がいる癒し系カレンダー」のどちらかを選ぶか?を真剣に悩んでいる男性に提案である。
これは結論だけ言うと、「肉感的な女性」のほうにしなはれ。
スレンダーな美人は飽きまっせ。

これだと「淡」じゃなくて「好み」の問題ではないか?と反論が聞こえますが、そうではない。
この理由を考えると、一年の中には「楽しい日」や「悲しい日」もあることに起因すると思われる。
特に「悲しい日」には「肉感的な女性」に癒しを感じるからではないか?と思う。「精神的に疲れた日」に家に帰って、「どうよ、私って綺麗でしょっ」という雌ヒョウのような瞳で見つめる「スレンダーなCOOLな美女」を見ると余計に精神に堪えますな。
やはり、毎日、高級料理では食傷気味になるが、暖かい手料理は、たとえフカヒレじゃなくても毎日食べても飽きないということでありましょう。
癒しの味も「無味に通じる」のでありましょう。
さすがの私も胃の悪い時は、フォアグラやキャビアは喰いたくない。

ところで、私の今年の目標は「ツバメの巣」を喰うことである。
聞いた話によると「ツバメの巣は味がないので喰わない方が良い」そうだ。
このコメントを聞いて、ますます喰ってみたい魯山人気分な私である。



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この記事へのコメント

KISHIKO
2007年01月06日 13:00
エイジ様の女性のお好みが、スレンダータイプから肉感的タイプに変わってきたということは、そろそろ熟年に差し掛かってきた・・・という事かもしれません。
男も女も見かけだけでは無いですからね

そういえば、近頃、エイジ様の言葉の行間から、「円熟」というのを感じてきたり・・・

今年はステキな熟年目指して頑張ってくださいね。

ところで、私、台湾製の「海燕の巣」、食べた事ありますよ!
お土産で頂いたもので、食品というより、美容関係で、コラーゲンがたっぷりというふれこみです。透明の甘くて薄いゼリーのような中に、小さいフカヒレの様なのが浮いていて、ビンに入ったものでした。美容によいということで、またまた、美しく?なってしまいました。(ホントかよ?)
2007年01月06日 13:48
やはり
Simple is the best.
ということなんでしょうか。
確かに派手な味の料理は結構すぐに飽きます。
かな
2007年01月06日 15:20
いいお題ですね。タイムリーだす。
以前は、職場に来る業者がらみのカレンダーから選ぶことができました。その中でも、某保険会社の掛け軸風のものをいち早くゲットしておったのですが、景気が悪くなったのか5年前くらいから来なくなりました。洋画や写真より日本画の方が飽きません。米は飽きないのと同じでしょうかね。美人画とか山水画のようなものがエエです。無いときは『花』が無難でしょう。
ところで、「いいお題ですね」から始まって感じたのですが
なんか、通信講座のようだな ナンテ( ・◇・)?
アッシー
2007年01月06日 18:05
なるほど。エイジさんは田舎に住んでいるので
田舎の風景に癒されるのではないか?
とも考えられますね。
2007年01月07日 00:32
私はスケジュールの書けるタイプがいいですね。
絵はなくてもいいですけど・・・
ところで顔はクールですが体系はすっかりポッチャリになってしまったサンタ子の成れの果てはどうすればいいのでしょう(涙)
2007年01月07日 00:34
うちでは毎月カレンダーを手作りしてます。なのであんまり飽きないかな~。ちょっとした日記となってます★
2007年01月07日 14:55
円熟ですか~
円熟というよりも「本質的に良いものは良い」ということだと思われます。
いわば違いが判る男になった?
好みがぽっちゃり型に変わったというわけでないのですが、
長年見てると飽きないのは「ぽっちゃり」がかもし出す「癒し系」であると思われます。
コラーゲンを摂取していつまでも美しさを持続して頂きたい>kishikoさん

ラーメンなんかも結局、毎日食べても飽きないのが良いですね
化学調味料を使用してあると、スープを最後まで飲めるものは作れますが
決して毎日食べられるものは出来ないようです>ryiさん
2007年01月07日 15:01
同感だす
やはり日本画は飽きませんな
日本人だからでしょうか?
美人絵もええですか?
黒木瞳の写真カレンダーは飾ったことがありますが、日本画での美人画はないですな
今度、貼ってみます>かなさん

いや、エイジさんは、きっと都会的だから田舎に癒されるのではないか?と思います>アッシーさん
2007年01月07日 15:07
顔はクールで体はぽっちゃりというのは
顔だけの月と体だけの月という具合に二度楽しめるお得なカレンダーになると思われます。>サンタママさん

なるほど~
手つくりのカレンダーは飽きませんな
っていうか
カレンダーを買うのがもったいないだけではないのかっ?>万千ママさん

2007年01月07日 19:10
カレンダーは同居人が会社の労働組合で毎年いただくカレンダーを使ってるんですが、これ会社が祭日は出勤なんで赤くないんです。土曜日も出勤日は黒字だし・・・たまにわからなくなります(汗)。
エイジさんは日曜日から始まるカレンダーが好きですか?月曜日から始まるのが好きですか? ちなみに私は月曜日から始まるカレンダーや手帳が好きです。 
ツバメの巣は食べたことないんですが、鹿肉をたくさんいただいて困っている我が家です。そしてぽっちゃりを通り越しぽってりしているレセママです。
2007年01月07日 22:17
カレンダーは日曜から始まるのが正式です
これは、日曜日に神が天地を作り、土曜日に休息したからであります。
よって世界中のカレンダーは日曜日から始まっているのですよ>レセママさん
2007年01月09日 09:53
今年のカレンダーは家族一人ずつ好きなものを選びました。夫はナショナル・オードゥボン・ソサイエティー(環境保護団体?)のやつ、私はRobert P. Ruschakという写真家がとった滝と建物の写真、娘はドーラというキャラクターのやつ。エイジさんが飽きそうなのばっかかも~(笑)。
2007年01月09日 21:45
うむ
そうでもないぞ。

この中で飽きないのは、ドーラというキャラクターのやつですな。
可愛い系も飽きませんよ
2007年01月10日 00:12
カレンダーは韓国スターのものにしました。
おばさん化現象?や、やばいかも?!
ツバメの巣って、ツバメの唾液でかためているんでしたよね。
食べたことないけれど、なんだか中華料理の王道って感じ。
また是非感想をブログで教えてください。

KISHIKO
2007年01月10日 01:31
工務店さんとかの建築業界は、まだまだ古い因習の中にあり、暦の記載がある「日めくりカレンダー」を使用しているところが多いです。
また、工務店さん、建材関係は、自社の発行するカレンダーを日めくりにしているケースも多いみたいです。
たとえば、有名なのは、「さんりんぼう」の日には、決して、建て前(上棟)をやってはいけない・・・火事を出す・・・と言われています。

日めくりカレンダーは、暦の記載があるので、現代の今でもそれなりの需要がありますね。
2007年01月11日 17:13
うーむ、カレンダーとはタイムリーな話題ですね。
建築業界のみっちりいろいろ書いてあるカレンダーも好きです。毎日、何かの日がわかって、「おお、きょうは〇×の日かぁ」と思ったりできますね。別にラジオ番組の台本書くわけじゃないんですけどね。

>Kishikoさん
さんりんぼうって何ナノかなーと思っていましたが、そういう日なんですね。勉強になります。
2007年01月11日 18:20
韓国のスターの顔って、長く見てるとますます好きになるそうです。
noriさんは誰が好きなのかな?
ツバメの巣を食べたら、BLOGにしたいと思います>noriさん

日めくりカレンダーは、一部にすごい人気があって
うちの会社では、「予約制」なのです。
あのカレンダーは僕にとっても飽きないカレンダーのひとつです。
しかし、日めくりだけでは寂しいですけどね>kishikoさん

三隣亡というのは、「三軒両隣まで被害が出る」という日だそうです。
あと、「土用の日」には土を触ってはいけないとかあって、僕も結構気にするタイプなのですよ。
大工さんの方から「そんなに気にしなくても!」というくらい
かなり暦には詳しいのであります>ヒロシさん
2007年01月13日 11:33
おお、さんりんぼうって三隣亡と書くのですね。三軒両隣までというのはかなりの火事ですね。一日一善。火の用心。土曜の日。うなぎ、といえば暇つぶしじゃなくて、ひつまぶし。そちらのほうですね。あ、名古屋だから微妙に違うのかな。失礼しました。
2007年01月14日 16:20
ぷぷぷ。
だいぶ、爺臭いですが、土用について話します。
土用というのは、季節の変わり目に万物の気が不安定になる時期を言うのであって、決して土曜ではないのですよ。
夏の土用にウナギを食うのは、いよいよ夏の気が充満する土用の始まりの日に精が付くのを喰らうという習慣なのです。>ヒロシさん
KISHIKO
2007年01月14日 23:51
話が飛びますが、建築の際に、地鎮祭や上棟式等、迷信がかったような式典がいまでも一般的に行われていますが、これは、お施主さんのためというより、今から工事に入る大工さんに、少しでも、不安を与えないため、形式的に行っているというのが、実際の状況だと思います。
若い人には、「迷信だからやる必要なし」と言われるケースがありますが、そうすると、大抵、大工さんの方から、「どうしてもやってほしい!」という要望がでるので、あわてて準備するという事が数件ありました。
2007年01月15日 12:35
地鎮祭はそういう意味で執り行うそうですね。
すぐに迷信と言う人がいますが、迷信と証明したのでしょうか?
「迷信ではないことを証明せよ」と「迷信であることを証明せよ」は同じ意見なんですけどね
2007年01月17日 16:54
ふ~ん、でも正式なものより私の気分的にはがんばって働いたご褒美の休みがあるように感じる月曜日始まりのほうが好きだなあ~。
最近、職場にかかっている日めくりの言葉が、毎月同じ日には同じ言葉が書いてあることに気づき、なんとなくその言葉のありがたさ?が半減しました。
2007年01月18日 18:45
カレンダーを見て最初に行うのは、一年を通じて、まず連休の確認をしますよね。盆と正月の休みのつながり具合いとかね。
大体予定って三ヶ月単位で決めるじゃないですか?
すると一年は4クールなわけで、あっというまに過ぎ去っていきますよね。>レセママさん
2007年01月18日 20:11
エイジさん、あれ、なんで「決して土曜ではないのですよ。」といってんのかな、と思いきやばっちり土曜って書いてましたね、私。お恥ずかしいです。万物の気が不安定だからかな、こりゃ。
2009年06月23日 16:26
わかる気がしますね~・・。

靴やバッグも、あんまりデーハーを買うと、飽きますからね。
ですが・・、
なぜか!パンツは派手柄な方が、飽きないのです!
不思議です・・。(^^*)
2009年06月23日 21:52
おののさん。こんばんわ。

飽きるとか飽きないというのは
非常に興味深い現象ですね。
思うに、
日々発見があるほうが飽きないということですので
単純で噛めば噛むほど味がでるスルメが良いのでしょう

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