目には目を歯には歯をの心理学

北風と太陽の童話で、コートを着た男からコートを脱がせるために、北風はすさまじい風でコートを剥ぎ取ろうとしたら、ますますコートを手放さなくなり、太陽が照らすと暑くなってコートを脱いだという話があった。
この教訓として、「人の心を改心させるには、北風のような厳しさではなく、太陽のような暖かい心が大事である」と語られる。
老子も「恨みには徳をもって報いよ」と言いますから、この話は非常に深い。

この話とは逆に、孫子やマキアヴェッリはこう言う。
「君主がお金を尊べば、民もお金を尊ぶ。君主が正義を尊べば、民も正義を尊ぶようになる。仮に不正や悪事を知りながら許すというのは、不正や悪事を認めるということになり、天下が乱れる基となる。君主たるもの不正や悪事には厳罰をもって処することが大事である。」

さて、どちらが正しいのでしょうか?

この話は、時と場合によってどちらも正しいと思われる。

たとえば、相手が弱い相手だと、どんどん無理難題をいう中国相手には「恨みには徳をもって報いよ」は有効でしょうか?
この方法だと、最初から悪意のある場合だと術中に嵌ってしまうであろう。
また、子供のように心が未熟な者を、常に人格尊重して甘やかして育てれば決して立派にならずワガママで自己中の大人になるのは必至であります。

では、罪を犯した人間は、どんな事情があっても規則であるという理由で必ず処罰するべきでしょうか?また規則とか理想という名の基に民を縛るのは正しいでしょうか?
そんなことをしていれば、社会は活気と夢を失い、北朝鮮や旧ソ連のように冷酷な社会になってしまうであろう。
子供も厳しさだけで育てれば、偏った人格になるであろう。

では、どうするのが正しいのか?わからなくなってしまいます。
ところが、人間の性質とか性格を考えた場合、どんな相手にも有効な対処方法があるので紹介したいと思う。
それは、「TFT戦略」というゲームの方法である。

これは簡単に言うと、「相手の態度をマネする」という事である。
例えば相手が好意的に交渉を進めた場合には、こちらも好意的に接します。
子供ならば良い行いをすれば、良い行いで報いるのです。褒めたりする。

一方で、相手が敵意を見せた場合には、それと同じくらいの敵意でもってこたえます。
子供が悪い行いをすれば、真剣に怒るのです。
こうする事で、相手は、「こちらが強気で出ればうまくいかない相手であるが、好意的に接すれば好意的に話ができる相手である。」と学習し、お互いが協調する行動をとる事へ誘導していく結果になります。

この方法は、簡単のようで実に難しい。
なぜなら、相手が強く好意を示せば。同じ位の誠意をもって答える必要があるからです。
喧嘩相手には簡単ですけどね。
相手が好意を示してきたら即座に態度を変える懐の深さが必要である。
そうすることで信頼関係ができるのである。
「溺れた犬の頭を叩け」式の中国政府では、信頼関係は築けません。
日本もいつまでも太陽の真似をするよりも、中国や北朝鮮と喧嘩する姿勢を見せたほうが良い。そのほうが日本のアジア諸国における本気を示すことにもなる。
いまの状態は「金持ち喧嘩せず」という態度のようにも取られる。本気さ、誠意が伝わっていないとも考えられるので日本の軟弱な態度にも原因があるともいえましょう。
ワールドベースボールのイチロー選手のように同じ視線に立って怒るべきである。
相手の態度が軟化してきたら、太陽になればいいのである。

以上のように、この方法は、あくまで戦術であって、心は温かい人格者でなくてはダメなのは当然です。なぜなら人間関係は深くなれば、その人の人格および懐の深さが大切だからです。
非常に有効な方法の一つであるので、心優しい人で社会の軋轢や理不尽な仕打ちに悩む人には、是非ともお勧めの方法の一つであると思われます。

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この記事へのコメント

2006年06月18日 23:48
サッカー見ながら、インターネットもしながら、お酒も飲みながらです。
コメント、一番乗り。
人の心というのは、やはり、温かい方がいいに決まってます。
ただ、言葉遣いや、態度の悪い人は、その点でマイナスになってしまいがち。がまんして、にっこり笑えないと、損することが多い。
いつでも太陽のように笑っているほうが、得することは多いです。
そして、相手の出方を見てから応対するほうが賢いのでしょうね。
真似をするということ、これもそういう接し方の一つかもしれません。

サッカーよりも、エイジさNブログのほうがためになると思ったので。
クロアチア戦、きっと同点で終わることでしょう。

2006年06月19日 11:54
↑ NORIさんほろ酔い?クロアチア戦はドローだったね~残念!
外交では厳しい態度で挑むことも大切だと思います。今回のテポドン騒動とか、どうなるんでしょうね。
でも例えばママ友達の間で厳しい態度を両方でとったらもう取り返しがつかなくなりますね。信頼関係がある程度築けた上での有効な手段ですね。
2006年06月20日 18:15
ど~~~~っがんばっても、褒める回数より怒る回数の方が上回ってしまいます。
だいたい褒めたそばから悪い子しますから…
プチッときたとき抑えられるほど私の心は広くないようです。
他人の子にはずっと笑顔でいられるんだがなぁ…

ところでエイジさんはるりたんに会いには来ないのですか?
2006年06月21日 02:28
[相手が敵意を見せた場合には、それと同じくらいの敵意でもってこたえます。]ってあるけど、根本的に相手がこちらと仲良くしたいと思ってる場合はこれで上手くいきそうだけど、仲良くする気がないなら仲違いになってしまいませんか?
中国や北朝鮮は、結局日本とどういう関係になりたいんでしょうか?日本はそれらの国とどんな関係になりたいんでしょうか?
国と国の関係は、タイミングよく両国の統領が懐の深い人にならないといい方向に進むのは難しそうですね。
2006年06月21日 08:23
中3の我が家の息子、生意気なことばかりで腹が立つことが多いのですが、あまり腹が立つと、自分より背の高くなった息子にいきなり後ろから抱き着いて「チューするぞ~」と叫んでやる。
さすがの息子もこれには参るみたいで、効果覿面!
私って変でしょうか?
ちなみにわが息子ちょっと変わっていて?この「誰にもついてこれないブログ」の記事が好きみたいで突っ込みながら読んでます。
2006年06月21日 13:34
ケースbyケースということですかね。
そのケースを見極めるのが
かなり難しいことで。
どちらも上手く使うのは、
やっぱり人間ができてないと
出来ないことなんですよね~
2006年06月21日 20:13
かなり泥酔ですね(汗)
NO1さんって誰やねん。
普段は暖かいほうがいいですよ
ただ対処に悩んだ時や行き詰った時に「真似をする」という方法を思い出して欲しくて書きました>NORIさん

そうなんですか?
女性の場合は致命的になる可能性がある?
そうなんだ
勉強になりました>スーさん

2006年06月21日 20:18
うむ
今回は諸事情がございましてルリさんの駄洒落爆発オフには参加できないと思われます。
女子で盛り上がってください>海流ママ

そうです
仲良くするつもりがないほど、相手の真似をしたほうが結果的にはうまくいくのです。相手と対等な立場で接することが結果的には良いと私は思うのですね>あゆさん

2006年06月21日 20:21
そういえば、子供が悪いことをして怒りそうになったら
ぎゅぅぅぅっと抱きしめる
というお母さんがいましたが、この方法はサスガであると思います。

お子様はきっとうんと出世なさいますよ>レセママ

この方法はケースバイケースというよりも
普段は優しく接するのだけれど、どうしても対処に困った時に有効な薬でいえば頓服としてお使いください>カモちゃん
2006年06月24日 11:16
子どもが好ましくない行動を示したら「××しちゃだめ」ではなく「〇〇しようねー」と言い、良い事をした時はこれでもかってほど褒める。これで望ましくない言動が激減するんですよねー。セラピーでも使ってます。でも我が子相手だと感情的になっちゃうんですよねー。
2006年06月25日 00:14
さすがプロっすね
子供が悪いことをして怒りそうになったら
ぎゅぅぅぅっと抱きしめるというのは正しい訳ですね>るりさん
2006年06月30日 00:58
今、コーラスというフランスの映画を見たばかりなので、こんなシーンが沢山ありました。でも、世の中そんなに単純には行きませんよね、、、やっぱり相手と状況をじっくりみて行動することが必要なんだと思います。
2006年06月30日 12:22
そうですよね
状況を見極めるて対処することが重要なのでしょうね。
この「オーム返しの法則」は、マイナスな対処ばかりでなく「相手の行為を真似る」ことで好感を得やすいという結果もあります。>しんじさん

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