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<<   作成日時 : 2009/03/18 19:21   >>

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松下 幸之助ってご存じですか?
松下電気器を一代で築き上げた日本屈指の経営者で、
経営の神様とも、関係者からは社主とも称され。
一生で約5,000億円の資産を築いたと推定される稀代の経営者です。

そんな松下幸之助は、こう断言する。

「一番大切なものは利益じゃない。」

商品を普及し、人々の生活を潤すこと。
人々の生活向上に奉仕すること。
それが企業にとって一番大切なものであると彼はいう。

確かに、松下電気産業の発展は、戦後の日本の経済発展と共にあり、
松下の経営哲学が戦後の日本経済を引導したと考えても良いでしょう。





そこで面白い松下幸之助のエピソードを紹介しましょう。

松下の会社がまだまだ小さいとき、
幸之助と奧さんと義理の弟の井植歳男の三人で会社をやってた時の話。

いつも仕事が終わった深夜に、
毎夜、幸之助が机に向かってなにやら書いている。
松下幸之助の義弟で、オグシオの三洋電機の創業にもかかわった
井植歳男が
「いったい兄は何を書いてるんやろ?写経かもな?」と思い、
こっそりと深夜に覗いて驚いた。

そこには、なんと、
半紙にびっしりと書かれた「金」の文字。

そう。
幸之助は毎日、カネカネカネ・・という写経をしてたのですね。
幸之助は、心底「金」が欲しかったのでしょう。



もう一個。

すでに幸之助は経営の神様と言われていた頃の話です。
この話はよく本に書かれているエピソードでご存知ですかね。

産経新聞の記者が松下幸之助にこう質問したそうです。

「長寿とお金。選ぶとしたどっちを選びますか?」


さて、松下幸之助はどっちを選んだのか?

既に、彼はありあまるほどの大富豪でしたので、そんな老齢の大富豪への質問である。

松下幸之助は笑ってこう答えた。

「お金ですね」


さて、
この二番目の話に対する解釈は、
この解答に続いて、
「だってお金がもらえるってことは生きてるってことでしょ?」
と幸之助が答えたことによって、
「命もお金もどっちも取れる道を見つけてる。さすが松下幸之助」
と解釈されているようである。


しかし、
この解釈はたぶん違う。
と私は思う。




本当に幸之助は「命」よりも「金」が欲しいのである。
「金」がないくらいなら死んだほうがましだと心底思ってるんですよ。



「会社の目的は金儲けではなく、社会奉仕である。」といった松下幸之助と
深夜に「カネカネカネ」の写経をしてる松下幸之助と
「命よりも金が欲しい。」と断言する松下幸之助と
私には何の矛盾もないと感じられ、
更に、このエピソードを以って、
松下幸之助は本当に偉大なる希有な経営者であったと確信するのであります。


上杉謙信の話だったかな?
つまり、謙信はもともと出家した僧だったんですね。
武将の家は兄弟の一番下の弟を一族の殺生の罪を償うために出家させるのです。
そして長男は武士として精進をするのね。

しかしながら、戦国の世は非情です。
上杉家存亡の危機に際し、謙信は僧から武将に戻されたんです。
武士として不適な長男は隠居させられてしまうのです。

そんな謙信は、非常に変なんですよ。
つまり普通の武将とは、明らかに違う異質な武士なのです。

例えば、謙信は戦を始めるにあたって、
「仏罰」とか「毘沙門天の制裁」とかね。
いつも神憑りなんですね。上から目線なのです。

そのくせ、人を沢山、殺しちゃうことには全然、後悔も懺悔もしないのね。
しかしながら謙信は人を殺すことをしなければならない自分の境遇を嘆くのです。
仏教徒の謙信が嘆いているのは、人を殺したことではなくて
人を殺さねばならない自分の境遇なんです。

謙信を理解する上で、ここが非常に重要だと思うのです。


そんな上杉謙信と非常に似てる英雄がいます。
モンゴル帝国を築いたチンギスハーンです。
チンギスも攻める前に
「お前は神に逆らった。神の声に従わなかった。だから死ななければならない。」
と非常にイカレポンチなことを言って攻めるんですよ。

神の制裁を私が下す。だから負けは最初からない。という意味なんです。
そのくせ、敵地の金品を強奪したり、現地の女性を奪うという、
神を冒涜するような不遜な行為に対しては、全然後ろめたくないんですよ。

で、謙信もチンギスも「タテマエ」でそう言ってるの思います?
僕はそう思わない。
謙信もチンギスも本気で
自分が「神の代理人」であると、
否、自分のことを
「神の技を地上に実現する為に選ばれた者」
すなわち「我は神なり」と確信してると思うのです。

人は望むか望まぬかにかかわらず、
環境によって運命が左右されます。
たとえば、我々は平和な現在の日本に生まれたから、刀で人を殺害しないで済むのです。
しかし、古代の武将の家に生まれたら立派な武将に成らねばならず、戦に勝たねばならぬ。
もしも戦国の世に生を受け、人を殺すのが嫌だったら、出家するか殺されるかしかありません。
出家しないで武将で生きるのであれば、戦をして人を殺さねばならない。
そして勝たねばならない。
戦う意味、それは領民を守る為、家臣を守るため、子孫を守る為です。
それが軍人であり、武士としての本分なのです。
じつにストレスフルな毎日で動脈硬化になりそうである。



しかしながら、この論理は時代を考慮する必要があります。
今の世に、神意によって人殺しをすることは決して理解を得られないでしょう。
さしずめ、現代の神意とは、「自由、平等、民主主義」でしょうか?
これも胡散臭いけどね。

したがって、オームの麻原と謙信が同じ評価になりません。
現に麻原は犯罪者で謙信は日本史の英傑です。

チンギスに至っては唯一無二の白人社会を征服したアジア人であり、
最も一族の遺伝子をばら撒いたアジア人なのです。
2004年にオクスフォード大学の遺伝学研究チームは、DNA解析の結果、
チンギスハーンのY染色体を引き継いでいる子孫は1600万人にのぼるとされる。
実際にチンギス一族の遺伝子は世界中に拡散してる。
征服した地域の女性達を片っ端から犯していたのは紛れもない事実である。

チンギスハーンこそ、アングロサクソンの歴史の中でもっとも恐れられ、
最強の侵略者であることは間違いがありません。


人にはそれぞれ避けられぬ宿命というのがあります。
戦国時代という時代環境によって武家に生まれた宿命。
明治時代に何代も続く商家の跡取りとして生まれた宿命。
すなわち出自による宿命と、
医者になったら医者としての倫理観や行動哲学が重要であるように
政治家になったら政治家としての倫理観、そして人望が必要なように
職業としての倫理観や価値観を強いられるのも、宿命と等しいものがあるでしょう。




さて、ここで松下幸之助の話に戻しましょう。


幸之助は商人です。しかも経営者。
「日本から貧困を無くす」という信念もある。
そしてその路線の船に乗っちゃた訳です。
もう後には戻れない。
立派な経営者になるしかないんです。会社を大きくするしかない。
それは出家したのに、僧から武士に戻された謙信と同じでありましょう。
武将であれば、
立派な武士になるには、望まぬ戦をせねば為らない。
望まぬ殺生をせねば為らない。

同じく、幸之助の場合、金が無くては、従業員を養えない。
事業が上手くいってない証拠である。
つまり、金が儲からないような経営者であっては成らないのです。
謙信が敵に負けるような武将であってはならないように。

故に、幸之助はけっして私利私欲の為に、金を欲しがっていた訳ではないと思うのです。
役割として、宿命を果たすために金を欲しがっていたと思うのですね。


この話は、非常に誤解を受けやすいですが
会社や家族を守るために不正を犯す経営者とは同じではありません。
じつは真逆なのです。

神の目から見ても、立派な経営者にならねばならないという事なんです。
だから、謙信が毘沙門天を深く信仰していたように、
松下幸之助も、非常に信心深い経営者でしたので、
カネカネカネの信者だったのです。


自動車王ヘンリー・フォード第一世の言葉があります。

『真剣に思念を集注すれば、体に霊智的小生命体を引き寄せる中心磁力を生じる。
例えば、ある事業に思念を集注するならば、
その思念の磁力にてその事業を成就するのに必要な、あらゆる力が集まって来る。
吾々が諸種の事業をやりかけてみて成功しないのは、
その志すものを絶えず、強く、熱意を持って願わないからである。
志す事物を呼び寄せるには、その思いを中断せずに、気長く、その希望と熱意とを持続しなければならない。
短気で、すぐ失望する様では志が低いか私利私欲なのだ。
その事物が成就するのに適当な条件を引き寄せるには、或いは三、四ヶ月かかることもあるし時には六ヶ月かかることもあります。
とにかく、思念を長期間持続的に集注することは、必要な事物を引き寄せる磁石となるのです。』

つまり、幸之助が深夜に「カネカネカネ」の写経をしてたのは、
自動車王ヘンリー・フォードの話とおなじことを幸之助も知っていたのかも知れませんね。
いや。たぶん知ってたんですよ。

しかしながら、思念を長期間、まったく邪心を入れずに集中させれば
それは磁石に等しい力を持って必要なものを引き寄せるとしても、
それを可能にした松下幸之助は本当に偉大な経営の神様であり
お金に愛された人物であったと思うのです。



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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
エイジさん、こんばんは〜。

路線が、人生論という真面目な方に戻りました(?)ね。
大望をかなえるために、具体的に何を目的として動くか、という
ところはあると思うのです。または、そのために何が必要か、とか。

それでですね、大枠を押さえて突き進む人には、
必ず細部を補ってくれる人がいると強いんですよね〜。

それにしても、何か大きなことを成し遂げる人は、
自分を客観視しているものなのですね。
上杉謙信が、境遇を嘆くというのは、与えられた役割を
客観視しているようですよね。。。。

と、果たして自分は役割を果たしているのかと、
ちょっと反省をしたりしております。
カコ
2009/03/20 23:31
カコさん。こんばんわ。
今回書きたかったのはね。
「役割は与えられる」ということなんです。
つまり、人間は望むことにによって実現するかしないか?
よりも望まないのに与えられてしまう人生の方が多いのではないか?と思うのね。
例えば、介護なんかもそうでしょうし、病気もそうかも知れない。災害もそうでしょうね。
しかし、強制的に与えられてしまった人生において
人は必死に生きなければならないと思うのです。
その時には人は「私利私欲を離れてカネカネカネと望む。」し、「この人の病気が治るのならば悪魔にでも魂を売る。」という境地になると思うのですよ。
そして、それこそが本当の信仰ではないか?と思うのです。
つまり「私利私欲を離れて何かを望む」という意味です。>カコさん。
エイジ
2009/03/21 00:13
彼の言葉はよく聞きますが、いつも忘れてしまっています。
それだけ、彼が残した言葉は多いいんでしょうね。
松下さんは、すごい人というイメージが先行していましたが、意外と身近な感覚の持ち主なのかなと思いました。
素直な人なんだろうなとも。
それが魅力なんでしょうねぇ。
リーダーシップは、魅力がなければ、ただの「ウザイ人」ですものね。
ゆか
2009/03/22 09:55
宿命でストレスフルになり動脈硬化で死にたくないものですね(笑)
カネカネといっていた松下さんにはきっと、理想とする目標があったのだと
思います。それがなければお金は必要ないわけで・・・。
つまりその理想に賛同する人が多ければ自然に重力が働いてお金は集まるという図式になっているのかもしれないと、最近思います。
NORI
2009/03/22 13:31
リーダーシップに大事なのは、好感度らしいです。
逆にリーダーシップを要求される仕事の人は
好感度を上げる努力が必要で、
特に女性にモテなければならないそうです。
だから、もしもリーダーシップがどうしても必要な場合は
「オンナオンナオンナ・・」と夜中に書かねばならんということです。>ゆかさん。
ゆかさんは「いいオトコいいオトコいいオトコ・・」って写経しますか?(爆)

「切なる思いは必ず遂ぐ」という諺があるじゃないですか?
つまり、その切なる思いを発揮するには邪心があっては切になんないと思うのですよ。
例えば「彼女」が欲しい場合に邪心なく
「おんなおんなおんな・・」と望むという場合はどんな場合か?ということを考えてみた場合、
やはり松下幸之助的なのが最上であると考える訳です。>NORIさん
エイジ
2009/03/23 00:07
最近「天地人」を読んで上杉謙信かっこいい♪と急に謙信ファンになっております。
エイジファンでもありますが(笑)
あ、イカレポンチってイカレチンポの間違いじゃないの〜?
キキ
2009/03/23 18:21
確かに。
恐縮ですが、
私の場合、魅惑的なキキさんを前にすると
怒りのチンポコになってしまうかも知れませんね。>キキさん
ってシモネタかよっ!
エイジ
2009/03/23 19:07
こんばんは。

オンナオンナオンナ……_〆(。。;)メモメモ
ハッ!Σ(゚ロ゚*)!! ハッ

何やら松下翁の強烈な執着心を
見習おうという立派なお話だと思ったら、
結局は下ネタで締めるのね

2009/03/23 20:45
性さん。こんばんわ。

っていう性さん自身が、すでにシモネタですけど(汗)>性さん
エイジ
2009/03/26 18:05

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