BlueBloomBlog

アクセスカウンタ

zoom RSS なぜ人はスポーツ競技に感動するのか?

<<   作成日時 : 2008/09/02 21:39   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 9

ちょっと前なんですけど、北京オリンピック関係の番組でね、
「オリンピックに価値があるのか?」という番組をやっておりました。
番組の主旨は、オリンピックが政治的な理由で利用されているという話しだったんだけどね。
そんな話は僕にとってはどうでもいいような話なんですよ。

僕が以前から大きな疑問というか興味があるのは
「なんで君は将来生活に役に立たないと思われる棒高跳びをしようと思ったのか?」とか
「なぜ君は早死にする人が多いマラソンをするのか?」というアスリートの心に興味があるのです。

君はなんで走るのか?
誰の為に戦うのか?
もっと楽な方が良くない?

そしてもう一つの疑問。
なぜ早く走る姿を見て人は感動するのか?
なぜ錦織のスマッシュを見て鳥肌の立つような興奮を感じるのでしょう?

もしも人間の挑戦する姿や超人的な能力に憧れるのであれば
なぜ、大食いの人には感動しないのでしょうか?
いや、誤解を恐れずに言えば、
ジャイアント白田がカレーライスを11皿完食したら気持ち悪くなるのは私だけでしょうか?

そもそも、音楽や絵画やスポーツという生産活動とは関係のない分野というのは
コスト意識やエコロジーや燃料や資源問題を考えたらね。
まったく無駄ですよね。
地球資源の為にもあまり役に立たないと思いませんか?

でも、なぜ人は、車があっても早く走ろうと欲し、
早く走る人を見ると無条件に感動するのでしょう。
スポーツや絵画に才能がある人は、膨大なエネルギーを必要とします。
じつはオリンピックが存在するからスポーツが発達したのではなくて、
スポーツや芸術のような生活とは関係のない、贅沢なエネルギーを古代より人類は発達させようと欲してきたのです。

いわば、生活の為だけでなく、
人類には遺伝子の中に誰よりも早く走りたいとか誰よりも高く飛びたいという衝動がプログラムされているのです。
生活や進化には無関係なので、この衝動は考えれば不思議だと思いませんか?


この疑問について、
動物行動心理学者のJ-ミラーが面白い学説を主張してるのですが、
彼によれば、
「人類が生活に無駄と思われる贅沢な能力を発達させたのは、生き残る為ではなく、自分を美しく飾る為である。」だそうだ。

生き残る為でなく、なぜに自分を美しく飾る衝動があるのかというと、
つまり、人がスポーツをする理由は、孔雀の羽と同じなんですね。

孔雀の羽というのは、メスを惹き付ける以外に何の役にも立たないのです。
メスは綺麗な羽を持ったオスに惚れる訳です。
でもオスは無駄に目立つから敵に狙われるしね。
考えれば、非常に危険で理不尽な事ですよね。
しかしながら、自分の子孫を残すために、命よりも快楽を、他のオスよりもエレガントな姿を選択するのです。

これと同じ理由で、スポーツや芸術の才能が秀でること、即ち他人と比較してエクセレントな才能はすべて自分を美しく飾ることになり、見てる人々を無条件で感動させる力があるのでしょう。
まさにトップアスリートは「美の化身」ですよね。
この神々しい魅力ならば異性にモテない訳がない。
この自分を美しく飾るというのは本能であり、よって人類はスポーツや芸術を大事にしてきたというのです。

つまり時間を知るだけなら、安物の時計で良いのにロレックスを購入するのと同じ理由なんです。
そして実際にロレックスをしてる男は安物の時計をしてる男よりもモテるに違いない。否、他の男よりも美しく飾れるから男はロレックスに憧れるのだ。

おおよそ、進化論に当てはまらない無駄な進化というのは「異性を獲得するため」という目的が多い訳である。
美しい詩や絵画、神々をも感動させる旋律、人間の極限を超えるスポーツ、それらはすべて人類が欲するものであり賛美するものであります。
たとえそれらの目的が「求愛」の道具であったとしても、けっして価値を下げるものではありません。

なぜなら、かのゲーテが結論したように「人間はいつも活き活きと生きなければならない」のです。
人間の世界は考えれば理不尽な事ばかりではないか。
よく考えてみれば、人間は必ず死ぬのだから健康に投資するのは無駄ではないか?
どうせ明日の朝にはウンコになってしまうのだから、1万円もする飛騨牛を食うのは無駄ではないですか?
夕方には枯れるのに、なぜ朝に活け花をする必要があるのですか?そんなん無駄じゃないですか?

でも、それは絶対に違うと僕は思うのだよ。
以前に香港の大金持ちから聞いた話が今も僕は正しいと思うのだ。

「働く為に食うのは貧乏人だ。いいか金持ちに為りたければ食うために働くんだ。」

この話は、ユダヤの金持ちも同じことを言ってましてね。
彼らに言わせれば、人生はどんな時も瞬間瞬間、完全燃焼し活き活きと生きなければ
貧乏神に狙われるというのです。

なぜなら私達は必ず死んでゆく故に、夕方には枯れる故に、明日にはウンコになってしまう故に、すべてが愛おしく感じられるのですね。
だから多く深くすべてを楽しみそして愛さねば為らないのです。
実際に、華僑やユダヤの商人のような、いわゆる民族のマイノリティでありながら
非常にリッチな人々が多い訳であるが、彼らに共通してるのは、
人生を肯定的に楽しんで生きる事にどん欲な人が多いということでしょう。

その理由は、「運命の女神は人生を活き活きと生きる人に贔屓をする」という原理を
迫害という長い歴史の中で学んでいるからです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 13
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた
面白い
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですよね。
まったく同感です。
スポーツ観戦していると
「なんでこんなこと必死にするんだろうね、高く飛ぼうが、玉を遠くに飛ばせようが、そんなこと何になるんだ」
と言う人がいます。
言わないまでも、苛酷なトレーニングを見てその瞬間感じる人はいるものです。
それでも、よく考えれば、人間の歴史において『チカラを競う』『美を競う』という本能的闘争心から、様々な形で競争する場が古代からあったこと。
当初は、走る・投げる・泳ぐ・飛ぶなど、狩りと関連するものから始まったかもしれませんが、そこから種々多岐に拡大しイベント化していくことは自然なことでしょう。
根本は『強い者が生き残る』
現代社会は、様々な価値が存在し、体を酷使して競うばかりが金メダルではなくなったが、それでも、人間の潜在意識の中に、『他より早く、高くありたい』という欲求は存在するのですね。
カラス
2008/09/02 22:22
エイジさん、おはようッス。

自分を美しく見せたいというこの感覚、
なんとなく分かるような気がする。
最近、何故か無意識の内に一流のモノを欲する自分がいる。
恋をするとか異性獲得という単純なモノではない。
何かはわからないが、一流を知りたいという衝動が
最近異様に強くなっている自分がいる。

食うために働く

この感覚もよく分かる。
今までだって全力で走ってきたと思うけど、
さらに極限を見てみたいという衝動が今大きくなっている。
これからの人生、活き活きと過ごすことが大事。
メッチャ共感できます。
しまじろう
2008/09/03 09:13
私は いつも食うために働いていますわ。
みるきぃ
2008/09/03 13:39
こんにちは〜^^
私も大食いの人見てたら気持ち悪くなります〜><
あれもスポーツなの?
あの戦いは見てて感動いたしません。

そうそう、
エイジさんの記事で「背が高くなる方法」
上の子の夏休みの家庭科の宿題の参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
とても、面白がって読んでいました♪
クラスのちっこい男子にも教えてあげていたそうです☆
キキ
2008/09/03 14:39
確かに。
結婚相談所に先に入っていた友人は、自分にない『運動神経』を持った男性と結婚しようとしたり、『頭の良い』男性と結婚しようとしてましたね。
それがあれば、心は二の次でした。
↑極端な例でしたが、子孫を残す為に、より良い条件の異性を求めるのは、全生物共通なんですね〜。
ゆか
2008/09/03 19:30
食べるってことは、戦いであり、喜びである!by ギャル曽根??
アスリートは好きです。無条件に好き!体を鍛えてることは素敵ですよ!!やっぱり。
NORI
2008/09/03 22:06
「日銭を稼ぐために生きるな。
おいしいものが食べられるよう、最大限自分を活かせ」
ということかしら。

おいしいもの、というのは、楽しいこと、わくわくすることかしら。
、、、と勝手に解釈することにしました。

さて、運動っていうのは、見た目ですごさがわかりますから、
ある種万人に訴える力がありますよね。
自分には到底不可能なことをやってくれるのを
目の当たりにすると、感動しますよ。

それに何かに懸命に取り組む姿も、素敵ですよね。
カコ
2008/09/03 22:19
戦場のピアニストという映画がありましたけどね。
戦時中に役に立たないと思われる芸術家とかがね
そんな人たちのほうが最後まで死なないんですよ。
兵士とかは金持ちは死ぬんだけど、
芸術家は戦争中でも死なないんです。
これも面白い現象ですよね。
神は兵士よりも芸術家を祝福するのですよ。>かなさん

しまちゃん。こんばんわ。
前にも書いたことがあるんだけど、
木村拓也とか山Pは絶対にドンキホーテのブリーフを履かないと
思うのです。
イケメンは見えないところでもイケメンでなくてはならない。
それがジャニーズの強さなんです。
つまり本物は見えない場所まで本物でなくてはならんのです。>しまちゃん

食うために働く みるきぃさんは
生まれながらの貴族ですよ。>みるきぃさん
エイジ
2008/09/05 17:45
ついに私の記事が夏休みの宿題に使用されるように
なりましたか?
光栄っす。
大食いを見てるとやはり人間の美を感じる感覚というのは
遺伝子の命令だと実感できますよね。
つまり、大食いは遺伝子的には善ではないのは明らかであり
それに美を感じないというのは面白いですよね>キキさん

私は思うのですけどね
男が女に優しいのは当たり前ではないか?と。
結婚相手にはそれにプラスアルファーではないでしょうか?
などとハードルをあげているのではなくてね。
つまり「この男の子供を生みたい!」という衝動が
もっとも大事であります>ゆかさん

アスリートが好きというNORIさんは
NORIさん自身もアスリートなんですよ。
メンタル的なアスリートに僕もあこがれるのですよね。>NORIさん

「食うために働け」とは「快楽を目指せ」という意味でしょうね。
つまり人生はつまらないかもしれなけれども
つまらない中でも楽しみを探して生き続けなさい。つーことではないでしょうか?それが迫害されても絶望せずに世界に君臨する民族になった華僑やユダヤの強さの秘密なんですね>カコさん
エイジ
2008/09/05 17:58

コメントする help

ニックネーム
本 文
なぜ人はスポーツ競技に感動するのか? BlueBloomBlog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる