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議論とは言葉の格闘技である。 議論といえば、裁判や学問の世界の話だけではない。 私たちは言葉の中で生活している。 日常生活でしばしば遭遇する言葉による不愉快な状況を一撃で打破したい人は多いであろう。 また、言葉でくやしい思いをしている人も多いであろう。 なぜくやしい思いをしているのであろうか?というと、議論が戦いである以上、戦う為の戦法を知らないからである。 むかし昔の話ですが、「アグネス論争」ってあったのを知ってますか? 僕は残念ながらタイムリーに知らないのですけどね。 議論の仕方の勉強になる伝説の論争です。 経緯を説明すると、最初は歌手のアグネスチャンの子育てと仕事の両立についての話に当時はオピニオンリーダーみたいな林真理子が食いつきましてね。 当時はアイドルで論客でないアグネスチャンが感情的になって訳のわからないことを言い出したもんで、林真理子ほかの当時マスコミで活躍してる女性評論家達の総攻撃にあってアグネスはコテンパンにやられてしまったのですよ。 これで勝負あったと誰もが思いました。アグネス敗れたりと。 しかし、本当の戦いはこれからだったんですね。 林真理子もまさか自分が地獄を見るとは想像してなかったのです。 なぜなら、ここでとんでもない論客がアグネス擁護に参戦してきたのであります。 それは当時はまだ知る人ぞ知る東京大学大学院の教授の上野千鶴子である。 上野教授は女性問題が専門の学者であり、1980年当時あまりマスコミには顔を出していなかったので無名だったと思いますが学問の世界では徐々に頭角を現してきた人だったと思います。 彼女が参戦してから一気に形勢が大逆転し、林真理子と中野翠はアンチフェミニストのレッテルが貼られて惨敗しまったと言われています。 議論ではアグネスは勝ったんです。最終的に。 その伝説のアグネス論争をはじめとした上野先生の議論に勝つ戦法というのは非常に有名なので上野千鶴子流の言葉でケンカに負けない戦法のエッセンスを書こうと思う。 この方法は覚えておいて決して損はしないと思われます。 では、とっておきの上野流口ケンカの仕方の始まりです。 開き直り戦法 たとえば、「結局自分が可愛いだけなんじゃないのか?」とか「それでも男か?」とか「それで母親と言えるのか?」といった言葉の攻撃に対し、心が怯んだら負けである。 そんなときはこう答えるのが有効である。 「自分が可愛いいのがなぜ悪い?」 「男らしくないのがなぜ悪い?」 「母親としてどこが悪い?」 最悪なのは「だって」で始まるいいわけである。 こんな場合は、間髪入れず、開きなおる。「自分がかわいくて何が悪い」と。 質問には質問する戦法 攻撃された時、それに対し、反論、弁明、などのリアクションをとるのではなく、相手が無自覚に安易に使用している言葉や表現に対し、質問する。 たとえば、「あなたの考え方は非常に不道徳であり、低俗ですな。」と言われたら「あなたの言っている意味が判りませんのでもっと判りやすく説明して頂けますか?」と聞き返し、更に「不道徳って何?」「低俗って何?」と質問を浴びせる。 相手が自明のものとして使用している場合ほど、効果がある。 オウム返しの術 質問に対しそのまま質問する。 「アナタは嘘を言ってます。」 「アナタは嘘を言ってないのか?」 「アナタは変態です。」 「アナタは変態でないのか?」 とにかく相手に喋らし破綻を待つ。矛盾を待つ。卑怯なやり方だが、比較的簡単な攻撃法であります。 なぜ質問に、質問で返すのか?というと、質問は、それをした人が、実はその問題について、最もよく考えているからである。 つまり、突き返された質問に答えられない場合、自分は無知でした、と自分で言っていることになる。そのまんま質問しかえすことで、あっさり勝つこともある。 異次元からの質問 相手の言っている内容とは違った解釈の質問を投げかける。 たとえば 「自由を謳歌するには義務を果たす必要があるのだ。」 という内容に対し、 「そもそも義務がある自由を自由と定義していいのか?」 という質問。 論者の前提としている常識、例えば夫婦、社会、正義といった前提そのものを違う角度から否定する。 これに相手は「はあ?」となる。 これはワクを疑わない人を間違いなく苛立たせる。 議論にならないというより、議論してあげない技術である。 言葉に敏感になる 相手の言葉に集中し、不用意に出た言葉、無自覚に使われる表現、曖味になっている言語をすべて攻撃対象とする。 たとえば研究者への論文攻撃は、その人の文献の、何ぺージの何行目のなんという言葉の指摘から始まるものである。 その言葉の概念、使用した根拠、類似の言葉との差、など、一つの言葉だけでも攻撃は続けようと思えば続けられる。 間をあけない 立て続けに攻撃を加えて攪乱する。 まず、攻撃系質問をいきなり仕掛け、相手の不意をうつ。相手がつまった瞬間に次の質問を投げかける。 相手が態勢を整えるまえに、また次の質問。しどろもどろの返答にも容赦なくさえぎって質問する。 とにかく、相手に考える時間を与えない。立ち上がる猶予も与えない。 これはかなりの知識と訓練という技術を必要とするが、たった一つの質問でもいい。するときは間髪いれない。 質問は不意打ちでやって初めて攻撃の威力を高める。 決して声を荒げない ケンカに罵声はつきものだが、第三者がいるケンカでこれをやったら負けである。 それは聞いている第三者を敵に回すからである。 そのテンションの高さが致命的にすらなる。 どれほど意味のある発言をしても、内容ではなくその子供チックなキャラクターを伝えるのみになる。 逆のパターンで、たとえば選挙演説で、内容よりも熱いものが伝わる。人柄に人間臭さがある。弁が立つ。といった理由で、なにかやってくれそうなリーダーシップをとるにふさわしい素養があると思えるのと同じである。 またバラエティの場合で、どれほど明晰な理論でも、好感度がなければ負けであって内容よりも好感度があっさり勝ちを持っていくものである。 感情的になったら長期戦になるほど不利になる。 参考資料:遥 洋子著「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」筑摩書房、2000年 使えそうでしょ? っていうか絶対に使えます。 これを知ってると知らないでは議論では戦えません。 またどんな相手でも「こう来たのね」と分析出来ますので、すぐ反撃が出来ます。 ただし、恋人や夫婦喧嘩に使用すると、言葉に詰まった相手が暴力に訴えるかもしれませんのであまり使わないほうがよろしいかと存じます。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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エイジさん、はじめまして。私はノアと言います。パニック障害ありです。エイジさんのblogに目がとまり、参考になることたくさんありました。まだ全部のblogは読んでませんが… |
ノア 2008/04/07 07:57 |
自分が実践するのはいいですけど、馬鹿息子にこれに近いことをやられると相手が根本的に間違っていると知っているだけに腹が立ちますわよ。 |
サンタママ 2008/04/07 16:30 |
うーむ |
カラス 2008/04/07 19:24 |
実は口喧嘩弱いんです |
シーラカンス 2008/04/07 21:48 |
口喧嘩〜^^; |
キキ 2008/04/08 16:48 |
普段は相手に逆らいませんので喧嘩にはなりませんが一旦スイッチが入ると質問攻めで攻撃します(^_^;) |
yum 2008/04/08 17:41 |
ノアさん。はじめまして。 |
エイジ 2008/04/09 18:05 |
そこなんすよ。サンタママ。 |
エイジ 2008/04/09 18:06 |
これは攻撃だけでなく防御に使用して下さい。 |
エイジ 2008/04/09 18:12 |
学問の世界は議論に勝てばいいのですけど、 |
エイジ 2008/04/09 18:15 |
議論に強いキキさんなんて、 |
エイジ 2008/04/09 18:20 |
わかりますよ。 |
エイジ 2008/04/09 18:23 |
議論。 |
あやこまめ 2008/04/09 22:46 |
会話の目的が共通であるのならば議論というよりも会議でしょうね。 |
エイジ 2008/04/11 18:32 |
理論攻めでこられると |
カモちゃん 2008/04/11 22:49 |
私は口げんかすごく強いです。ほとんど負けません。と言うか勝たないとやめません。 |
喧嘩上等 2008/04/12 10:56 |
エイジさんて平和的なのか、いくさ的なのかよくわからない。 |
ゑひもする 2008/04/12 15:35 |
カモちゃん。おひさしぶりです。 |
エイジ 2008/04/14 19:07 |
私自身に問うたひとりごとだったかもしれません。ごめんなさい。 |
ゑひもする 2008/04/15 07:56 |
謝る必要はないですよ。 |
エイジ 2008/04/15 19:33 |
どうもありがとう‥。 |
ゑひも 2008/04/17 07:37 |
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