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「専制的権力は徹底的に腐敗する」と英国の歴史学者のアクトン卿がいうように専制権力者はなぜ腐敗するのであろうか? それとも、もともと腐敗者が権力者と為ったのであろうか? 今回はそれを考えてみたい。 専制的権力者とは、政治的独裁者もあるし、世界の富の多くを所有する大金持ちも含まれるであろう。 戦争の発生原因を考えると、私は人間の大多数が戦争を引き起こすのではなく、一部の権力や金を持っているいわゆる一握りの支配階級の都合によって戦争が起きていると思う。 たとえば、共産主義と自由主義社会の対立の構造でも支配者達の都合で民衆同士の仲が悪くなったのであり、一般大衆は己の置かれた環境によって望まぬ艱難辛苦を与えられたのである。 即ち、戦争の歴史は暴君の歴史であり、たとえば、暴君として名高い古代のネロやカリギュラを挙げるのみならず、近代においても膨大な数のカンボジア人を殺戮したため、「メコンのヒトラー」とも呼ばれたポルポトやルーマニアの暗黒時代を作ったチャウセスク、ドイツのヒトラーやイラクのサダムフセインなど、たった一人の絶対権力者が、あらゆる手段を用いて数百万人の善良な民衆達の心の中から憎悪を紡ぎだし、全体を地獄と化すような悲惨な世界を作り上げて来たのである。 ■ 悪魔が支配者になったのか? ここである疑問が生じる。 それは権力者達は最初から悪魔のような人間であったのか?それとも権力者になってから悪魔に変わったのか?という疑問である。 仮に、権力者や大金持ちが最初から悪魔であったならば、悪魔が権力者や大金持ちに為るに相応しいということになる。権力者たる人物には悪魔が相応しいということになろう。 しかしながら、歴史を研究すれば、権力者達は権力者になるまでは、当然ながら人望があり、非常に温厚でまじめで頭のよい理想主義者達で、最初から世界中を混乱に陥れ、人民を殺戮するような人間とは対極に存在する人間のみが権力者まで上り詰める。 たとえば、悪名高いオウム真理教でも信者達は善良であると思う。松本智津雄という悪魔によって悪魔の集団と化したと私は思う。 その松本もオウム以前に書いた書籍を読んでみれば、自意識が強い印象はあるけれども、ぼくとつとした憎めないような宗教オタクであってとても悪魔とは思えない。しかし、松本もオウム真理教の教祖になってから悪魔に変わったと思う。 権力者が悪魔に変身したのは、最初から悪魔の仮面を隠していた訳ではなく、本来は尊敬すべき人格者が権力を得て後に悪魔に憑依されたと考えるべきであろう。 ■ 恐怖という猛毒 一般的に権力者の腐敗原因について、権力者がいくら律しても長くその座にあれば権力内部や周辺で緊張感が失われ、おごりが生じて腐敗すると考えられているようである。 しかし、「驕りや利権」が本当の理由であるとは私には思えないのである。 いくら欲の深い者でも、「私利私欲」のみでは、大量に人民を殺戮するような悪魔に変身できないと思うのである。 また、酒池肉林をしてる権力者は堕落するのみであって悪魔に変質するような気迫さえも堕落によって無くなり、ただ自分が破滅するのみであろう。 人間を悪魔に変える要素といえば一つしかない。 それは「感情」という麻薬であり、感情の中でも専制権力を得て後に生じる「恐怖心」が原因であると思うのである。 ヒトラーのいうように、人間は理性よりも感情で動く動物であり、それは感情が「想像力」を呼び起こすからである。 たとえば、プールで溺れて水が怖くなった子供は、いくら水は安全だと教えてプラス暗示をかけても、実際に水を見ると以前の溺れた「想像」が湧き出て水の恐怖を拭えないように、エミール・クーエの法則である「意志力と想像力(イメージ)が相反した場合は想像力(イメージ)が必ず勝つ」のである。 権力者が悪魔と化すのは、権力者故に、恐怖、罪悪感、怒り、自己嫌悪、他者の軽蔑といった感情を持ちやすい環境に暮らすということであり、このような感情は、結局は、すべて恐怖がさまざまな形で表れたたものであり、恐怖の感情こそが、低層の周波数帯と共鳴する。 支配者が低層の周波数帯と共鳴することにより回りの人間も同じ悪感情を引き起こすようになるのである。 一度こういった感情の支配に屈伏すれば、抜け出すことは非常に困難になり、蟻地獄のように破滅へ向かうしかなく、悪魔の意識による支配に屈伏したようになるのである。 ■ ゲッベルスの善良な人を戦争に参加させる方法 権力者のみならず、すべての人間は「恐怖」によってコントロールされ悪魔に憑依されるようになる。 ナチ党政権の国民啓蒙・宣伝大臣を務め、「宣伝(プロパガンダ)の天才」と称されたパウル・ヨーゼフ・ゲッベルスは次のように言っている。 「戦争を起こす時は、国民の戦争に対する意識の高揚がもっとも大切である。その為に私達は、善良な普通の人民には、敵に対し「殺さないと殺される」という恐怖感によって憎しみを感じさせ、戦争もやむを得ずという思いにさせて戦争を引き起こすことが可能になることを知っている。 また、そのようなプロパガンダに動じない厄介な連中例えば平和主義者や戦争反対派には「非国民、卑怯者もしくは無責任な臆病者」というレッテルを貼ることによって戦争を容認させるような世論を作れば良い。」 まさに、真珠湾攻撃や湾岸戦争、更に9.11テロでは、この方法によって、一部の権力者達は、アメリカ国民が敵に対し憎悪を感じさせるように煽動し、テロ戦争が正義であるという世論を作り上げることに成功したということに気づくであろう。 常に戦争や紛争があり、テロリストによる暴力があり、金融不安があり、そのほかネガティヴな事件が起こるのは、すべて恐怖の感情によって発生したのである。 ■ 悪魔は「自由」「平等」「民主主義」を操る。 私達が行為をする時、必ず動機がある。 行動の動機として使用されるのが、「正義」とか「自由」「平等」「民主主義」といった思想である。 私達はこの美しき「自由」や「平和」を維持したいし、享受したいと誰もが願う。 しかし、私達はこのような言葉を聞く時は、疑ってかかった方が良い。 「自由」「平等」「民主主義」という動機こそが「宣伝」であって、本当の動機は「恐怖」「憎しみ」「怒り」「利欲」ではないかということである。 それを見破るのは簡単である。 それは、目的を達成する為に行う方法論や戦略が「自由」「平等」「民主主義」ではなく、「暴力的」であったり「攻撃的」である場合である。 動機が善いものであるのならば、必ず方法も良いものである筈である。 動機が平和ならば、方法も平和的である筈であろう。 世界平和の為に、核を所有すべきであるというのは、目的が世界平和ではなくて、敵に対する恐怖であるか武器商人の商売文句である。 私達はけっして美辞な言葉に感激して行動してはいけないということを知らなければならない。 そしてその前に私達は「恐怖」によってコントロールされやすいという事実知ることである。 ■ 恐怖が人間の不幸を生み出す元凶だと知ることの重要性 私達は、死刑制度のように、「恐怖を恐怖で抑圧する」といった手法を悪の抑制方法として使用する。たしかに死刑制度があれば凶悪犯罪は減るのは事実である。それは、私達は「恐怖」によってコントロールされやすいという脆弱さを利用した手法である。 死刑制度反対の立場の人は「人道的」な立場を強調するけれども、本来、先進国で死刑制度が廃止される理由は、犯罪者に対する人道的な慈悲ではなく、誤審によって死刑になる人がいて、それを防止する為である。 「恐怖を恐怖で抑圧する」手法は、やむを得ないかもしれないが、じつは何千年たっても決して世界平和が訪れない理由は、結局人間の心から「恐怖」が無くならないからである。 人間とは恐怖する者である。 恐怖の厄介な点は、妄想に発展することである。 私達は、2つの感情が同時に心に存在することは無い。 特に恐怖を感じている時、けっして愛を感じることも、喜びを感じることも無く、ただ恐怖があるだけである。 私達は非常に弱い存在であり、人間が感情によってコントロールされるという真理を悪用されて来たのが人類の戦争の歴史であります。 しかし人間から恐怖の感情が無くなるということは決してないであろう。 然れば、まず「恐怖を感じることは悪魔の誘惑である」と認識することが重要ではないかと思うのである。 マイナスの感情の中でもっとも猛毒なのは恐怖であると知ることが重要なのだと思うのである。 そして、私たちは「目的」が崇高であっても「手段」が悪ならば、それは悪であると知る事である。 私たちは正義という皮を被った恐怖を見破らなければなりません。 美しい言葉に惑わされてはいけない。 ただ、アンパンマンのいうように「あらゆる行動の基準は正しさではなく、優しさを基準にすべきである。」いう結論のみが唯一の正義のように思うのであります。 |
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「セスク」についてのクチコミブログをピックアップ
セスク に関連するブログ記事の検索結果から最新の口コミ情報、オススメ商品を紹介… ...続きを見る |
クチコミブログをピックアップ 2008/03/06 00:40 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
こんばんは〜 |
yum 2008/03/06 01:00 |
よ〜く読めばきっと理解できると思います・・・はずです・・・(^_^;) |
サンタママ 2008/03/06 13:04 |
む、難しい・・・。カテゴリーが「だれもついていけないBLOG」なだけはありますな(笑) |
rikky 2008/03/06 13:20 |
「だれもついていけないBLOG」なんていうカテゴリがあるんですか〜!^^ |
キキ 2008/03/06 15:01 |
まさしく、エイジさんの論じる通りであると重い…思います。 |
カラス 2008/03/06 17:22 |
二つの感情が同時に心に存在することが無いならば、人は皆、愛を知ることで恐怖に打ち勝てるでしょうか? 変な質問ですみません、、。 |
rie 2008/03/06 17:46 |
多くのワンマン社長に接する機会がありますが、 |
しまじろう 2008/03/06 20:03 |
嘘を見破る方法は、言葉と行動の一致、そして方法の一致です。 |
エイジ 2008/03/07 18:15 |
捕鯨の問題は、議論が長引けば長引くほど儲かる団体があるのです。 |
エイジ 2008/03/07 18:25 |
小指はやめて。折れるから。 |
エイジ 2008/03/07 18:35 |
人が罪を犯し、罪を憎んで人を憎まずといいます。 |
エイジ 2008/03/07 18:43 |
ミ ズ ム シ |
ガラス 2008/03/07 21:49 |
人を信じて幸せを願うアンパンマン…エイジさんと並んで素敵やわ〜 |
yum 2008/03/07 22:23 |
ヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノヾ(`ε´)ノ ブタブラザーズ!ブタナイデ♪ |
エイジ 2008/03/08 11:11 |
先生質問です! |
あやお 2008/03/08 13:46 |
なんか革命とかってなると、テロリズム(恐怖主義) |
どーまる(1) 2008/03/08 18:36 |
やなせたかし先生・・・ご自身が壮絶な戦争体験をされているので、正義の名の下に隠されたどす黒い本質を見極められているのでしょう。それにしても本当の悪は、悪を操る悪女だったりします(怒禁ちゃん)。 |
どーまる(2) 2008/03/08 19:03 |
あやお君。 |
エイジ 2008/03/08 23:07 |
リアルアンパンマンって知ってます? |
SSD 2008/03/09 12:38 |
早速ネットで探しました。 |
エイジ 2008/03/11 18:11 |
話が逸れるのを覚悟で追加コメント。 |
rikky 2008/03/14 09:20 |
環境保護団体の中には、まさに「建前=環境保護」でありまがらじつは「金儲け」であったり「プロパガンダ」である場合が非常に多いですね。 |
エイジ 2008/03/15 09:05 |
エイジさん、そうですね、リアルアンパンマンはオリジナルがないとあんま面白くない。私的には悪女なバタ子さんにはまりました。 |
SSD 2008/03/15 14:09 |
バタ子さんがもっとも人間らしく切ないですよね。 |
エイジ 2008/03/17 17:53 |
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