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zoom RSS 競争は悪ではない。

<<   作成日時 : 2008/02/06 19:58   >>

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あらゆる分野で、最近よく聞く言葉で「格差社会の是正」というのがあります。
その方法論として、競争は弱肉強食の世界を生み出すから反対という「反競争」イデオロギーに基づき、競争を制限するという考えが主流のような気がするがこれは本当に正しいのであろうか?

さて、この質問に対する解答がすでに50年前に出ているので紹介しよう。

これはノーベル経済学賞を受賞したケネス・アロー教授が証明した「厚生経済学の基本定理」として知られている理論で、この理論の結論は、
「社会全体の厚生水準を最大化するためには、まず競争原理の貫徹により経済効率を最大限に引き上げ、その後に、望ましい所得分配を実現するための所得再分配政策を実行せよ」ということである。

つまり、倒産や失業や落伍者を恐れて競争を制限するのではなく、徹底的に競争原理に従って効率を引き上げ、競争による成果を最大にすることを優先する。
その上で、競争の結果発生した不平等を、社会保障政策、税制などの所得再分配政策によって是正すれば、最適な社会が実現するということである。

つまりですね。
弱者救済のための競争制限から入るのではなく、効率を最大にするために競争原理の貫徹から入る。
その後に、最大化された成果を活用して、競争の結果生じた所得の不平等を社会政策によって是正する、という順序が重要なのであるとケネス・アロー教授が証明したのであります。

そして欧米の良識があると言われる政治家や経済学者の人々は、このケネス・アロー理論を常識であると考えているのである。
このような観点から見ると、日本の教育および経済政策の最大の欠点は、ケネスアロー理論を知らずして、感情的な「救済」(競争制限)から入るケースが非常に多かったという点であろう。

しかしながら、格差社会を是正せずに競争原理を優先させろという意味ではない。
競争が淘汰を生むことは自明であり、淘汰される企業や労働者に同情すべきであり、最初から想定された解決すべき基本的な命題であります。
しかし重要なことは、目の前で苦しむ企業や労働者を救済するために競争を否定すれば、社会全体の停滞を生み出し、結局、社会全体が沈没することを知ることであります。
まして今後の日本の展望を考えれば、競争原理の貫徹から始めないと、日本経済や教育を本格的に立ち直らせることはできないという市場競争に対する正しい認識を日本でも根付かねば日本の未来は暗いことを示しているのです。

金持ちはもっと金持ちになって良し。ただし金持ちから金を取るのは正義である。
頭の良い者は金儲けじゃなくて人類の良き方向に向かう為の知恵を出すのが当然である。
そういう「理想と気概を持った競争社会」を実現する事こそが大事であると私は考える。


さぁ、受験生達よ。
競争は悪ではない。
人類の未来のために猛勉強をするのだぞ。
そして勝者はおもいっきり社会に還元するために、勝者を目指すのだ。
それができないようでは勝者になる資格はない。

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コメント(25件)

内 容 ニックネーム/日時
そですね。確かに。
ただし、競争も最初からスタートラインが大きく違う場合がままあるのも確かです。家にピアノがあり辞書があり多くの書籍があり、自分の部屋と自分の机があり…という家に育った子が努力の上いい学校に入ったとして、ピアノも辞書も本も部屋も机もない中で育った子の現実を知らずして「俺は努力したんだ、だからこの成果は俺が受け取って当然だ」って言ってしまう社会はヤダなぁ、って思います。競争はOKだけど、そこに横たわる現実は大人も子どもも見ないといけないなと…。
シーラカンス
2008/02/06 21:37
そもそも人間は本来不平等でありますね。
しかしながら、昔から尊敬される人物というのは必ずしも金持ちではありませんでした。
かのソクラテスが、「人は企持ちを尊敬するのではなく、持っているカネを尊敬する。だから企持ちがその金を自慢しても、いかに使うかがわかるまでは褒めてはならない」
と言っていますが、やはり金を儲けた者は金を持っていない者を養うのが大切でありますが人間の価値というのは、金を持っていようと権力を持っていようと、大事なのは如何にそれを使うのかという「実行力」をいうのではないではないかと考えるのです。
話は脱線しますが、江戸時代の士農工商という制度は、非常に人間の弱さを見抜いた出来た制度でして、お金持ちは決して政治家には成れないようにしたのは健全な人間社会を作るのに必要な智恵であったと思われます。現代の冷酷な現実は、金=力になってしまった故でしょうね。>シーラさん
エイジ
2008/02/06 23:31
僕の嫌いな「なんばーわんより、おんりーわん」という歌詞の歌があります。現実味の無いフレーズですよね。
人間は競争があって成長できるものだし、生まれてくる前にも熾烈な競争があったのですから。「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり」といったのは福沢諭吉でしたが、彼はそう云われているが現実はそうではないので勉強しろと、「学問のススメ」に書いています。一般的には前半だけトリミングしてミスリードされているようですがね。
スタートラインはそもそも皆違うのです。不利な人は相応の努力が必要で、有利な人は容易に先に進めるのは当たり前です。学ぶには環境が非常に大切ですから。ただ、挽回のチャンスすら与えられない社会では、やる気もなくなりますけどね。
だからといって、「オンリーワン」になって、周りから相手にされなければ価値はありませんが。
rikky
2008/02/06 23:59
社会還元できない勝者に未来はない、そんな時代になってきますね?

rikky さんへ。
オリジナリティのないナンバーワンも案外もろいかも知れません。また、オンリーワンが周りから相手にされないと断定してしまって、いいのでしょうか?短く簡単なフレーズの理解は、意外と難しいと思います。
ゑひも
2008/02/07 01:45
難しいな〜。
理論的にはその通りだと思うのだけれど・・・。
我が家には3人の子供がいて、一人だけの子供よりも確実にかけられるお金は少なくなるわけで…(^_^;)
少子化対策に貢献したって社会が助けてくれるわけでもないし・・・
「本人の努力次第」と言ってしまえばそれまでだけど確実に今の日本はお金があるほうが『勝ち』なのよね〜(T_T)
サンタママ
2008/02/07 15:50
人間界には平等ということはありません。
また自由ということもじつはないのです。
憂慮すべきは、自由と平等という思想によって争いが引き起こされ、貧困が生まれているという現実ですね。
さらに憂慮すべきは、安易な教育改革です。
今後の日本は今の繁栄を維持できなる時期が近づいております。子孫の未来のためにも日本はアジアの真のリーダーとなる道を模索する必要がありますね。>rikkyさん
エイジ
2008/02/07 19:05
rikkyさーん。質問ですよ〜(笑)
たぶん。rikkyさんの言わんとする意味は、自己満足なオンリーワンでは駄目だという意味でしょうね。
確かに、社会性が欠如したオンリーワンでは、プライドの高いニート君でもオンリーワンですからね。
だけど、それで本当にいいのか?放置してええのか?というとそれはよくないと私も考える。
ゑひもさんの言わんとするオンリーワンは、身体障害者でも、受験に失敗した子でも、ナンバーワンじゃないけど君はオンリーワンなんだから、堂々としなさいよ。というエールを贈る意味ではないかと勝手に解釈しております。>ゑひもさん
エイジ
2008/02/07 19:14
そこなんですけどね。
アメリカの予測では、日本は2025年には今の繁栄が維持できなくなるだろうということです。
ちなみに中国もだめになるそうです。
その原因は高齢化による労働力の低下と社会の活性力の低下です。
ゆえに。
ゆえにですよ。
老いも若きも活性化しなければいかんのです。>サンタママさん
エイジ
2008/02/07 19:21
こんばんは。
競争がなければ発展もないのは、
今の産業社会を見れば明らかであると思います。
厚生経済学の考え方は確かに素晴らしいものであるが、
これはあくまでも条件付きの繁栄方法であるようにも思われます。
なぜなら、これを実践していくためには
かなり完成度の高い財政政策が必要であるわけです。
現在のわが国の政府にこれを理解するのは
非常に困難であると思われます。

所得再分配然り、ましてや社会保障政策は言わずもがなですよね。

行政と国民、お互いの責任範囲が曖昧であり、
緊張感のない関係にある訳ですから。
この点を明確に区別している
欧米諸国とは違うのは当たり前です。



しまじろう@
2008/02/07 21:22
例えば、日本では納税者(行政>国民)と言うのに対し、
英語ではTax payer(直訳では払税者、
行政との関係は対等)と言うところにも
明確に表れております。

確かに、この国の技術力は世界最高水準であると思いますが、
行政の成熟度はとても先進国のそれではないと思います。

だから、この場合における競争とは、
社会還元性について高い次元で考えるという
いわば高尚な競争のことではないでしょうか?

これからわが国はそういう競争を
目指さなければならないのかと思います。

オンリーワンだってその他のケースがなければ
オンリーワンではないわけでありますから・・・。

チャンスはただ与えられるものではなく、
自ら掴むものでもあると思います。
だから、そのために知恵は必要です。


しまじろうA
2008/02/07 21:35
うしし、エイジさんフォローをありがとうございます。
ちょっと言葉足らずでした。歌の好みはこの際脇に置いておいてください。m(_ _)m
競争の原理の働かないオンリーワンではいけないといったことを言いたかったわけです。オンリーワンであるならば、常に高みに至ろうとする精神が重要ではないかと。
rikky
2008/02/07 23:34
こんばんは
私の会社の部長達は親会社からの天下りで腰掛け状態です会社の先々が不安になりますし不満も沢山でてしまいます
難しいお話はわかりませんが日本の政治家さん達と同じですね
先々を見据えた活動をお願いしたいです
革命児は現れないですかね
yum
2008/02/07 23:58
残念でした、私は人様にエールを送れるほどの者ではありません。
世の中で成功している方々の多くは、
オンリーワンなのではないかと思っただけです。
rikky さん、
かみついてすみませんでした。
確かにあの歌には少々抵抗は感じます。きっと素直じゃないからですね(笑)
また、あのフレーズを身勝手に曲解して使っていると感じることがあるからでしょうね‥歌う人にもよるんでしょうか。


ゑひも
2008/02/08 10:07
言いすぎかもしれませんが、政府とは名ばかりで、
国民をコントロールし搾取を生業としてきたと思われても
仕方がないような姿がはっきりと浮き彫りになってきた今日。その政府を
選び続けてきた国民。バカにされっぱなしでいるのも変えたいものです。
だから政治家ばかりのせいにしていられないと思います。
国民一人ひとりの精神的自立と自覚も、足りなかったのだと思います。
少々頑張りました。お見苦しいところ、お許し下さい。
競争の理論が、フェアで快活な切磋琢磨の社会に近づいていくものならいいな、と思います。小学生みたいなコメントかしら。。
ゑひも
2008/02/08 20:43
ナンバーワンでよりオンリーワン・・・・あっしは逆にすきですが。

競争原理が健全な場で尚且つ
フェアプレイであればそれでいいのですが、
現実の世界は誹謗中傷などの人の足を引っ張ることで
のしあがる事を是とされがちですので。

そういうナンバーワンになってもうれしくない
世界での場合なら、オンリーワンを目指す
醜い競争から離れて、わが道をゆく方法も残されてて
いいのではないでしょうか?

それにオンリーワンを目指す前提では
「自分が好きなこと」
「自分のエネルギーを注ぐ価値のあること」
が挙げられますので、その人は自分でたのしみつつ
結果的に高みに達することができるともおもいます。

もっとも上記に更に
「結果的によりよい社会に貢献できる」
という任侠が伴えばいう事なしなんですがねぇ・・・
どーまる
2008/02/08 21:49
よりよい社会というか、国を守る国であればいいなと思います。
お金持ち=リーダーというなら、そういう人は地域の人の生活を大切にする人でなければ、リーダー失格ですよね。
日本というのは、悲しいことに国民を守っていないですよね。政治家とか、
国のリーダーに対しての責任感のなさには、がっかりすることが多いです。
NORI
2008/02/09 21:30
よりよい社会というか、国を守る国であればいいなと思います。
お金持ち=リーダーというなら、そういう人は地域の人の生活を大切にする人でなければ、リーダー失格ですよね。
日本というのは、悲しいことに国民を守っていないですよね。政治家とか、
国のリーダーに対しての責任感のなさには、がっかりすることが多いです。
NORI
2008/02/09 21:30
競争は全然良いと思います。
でも、競争にすら参加できないっていう場合もあると思うんだよねー。
競争するために必要な物も持ってない人は、そのまま取り残されちゃうというか。
SSD
2008/02/10 05:29
専門用語が・・・(汗)

さすが税の専門家らしい発言ありがとうございました。

そもそも昔の日本は、武士道の国で、お金持ちは立派な人とは思われなかったのです。しかしながら資本主義でやってきましたのでこれより先は、社会還元性について高い次元で考えるといういわば高尚な競争を実現するしか道は残っていないのであります。
日本では納税者(行政>国民)と言うのに対し、英語ではTax payer(直訳では払税者、行政との関係は対等)と言うところは本当にそのとおりですね。>しまじろうさん
エイジ
2008/02/11 00:10
実際問題として、人間として「いかに生きるべきか?」と悩む人であれば、「ナンバーワンよりオンリーワン」と結論するのには意義があるでしょうが、単に自分の我が儘や未熟さには眼を向けず、「俺はオンリーワンだから」と開き直るのが怖いですよね。
しかもそんな若者が日本において増加してるのも事実です。>rikkyさん
エイジ
2008/02/11 00:21
そーいう部長の共通点は、とにかく自分の在職中には問題を起こさないことだけを考えていることです。
だから不正を隠したりする土壌が出来るのですよ。
日本企業の無責任の輪はこうやって拡がったのです。>yumさん
エイジ
2008/02/11 00:26
私は日本の政治家が悪いというよりも、日本の戦後教育が良くなかったのではないか?と思います。
日本には今やリーダーは存在せず、商人がリーダーになっているのですからね。
でも桝添要一と中川昭一と渡辺喜美は頑張ってると思います>ゑひもさん
エイジ
2008/02/11 00:51
まさにどーまる様の考える「オンリーワン」とは生き方の指針でありますね。
実際に「ナンバーワン」に為るためには「オンリーワン」でなくてはならないのですからね。
オンリーワンで行こう!という路線がナンバーワンへの道かもです。>どーまる様
エイジ
2008/02/11 00:59
貴族には「ノブレス・オブリージュ」
大国には「パックスロマーナ」
明治維新に携わった指導者たちは、利他的で責任感に満ちた行動をしたけども、同じエリートでも、現在の大蔵省や証券界のエリートたちの利己的で無責任な行動に比べれば、彼らは次元の違う人間群像であります。
他人より恵まれた才能を、多分他人の犠牲において、自己の飽食に使う。それがエリートの道ではないことは明らかである。いつどのような過程で、現在のエリートたちは、先輩たちの美徳を継承しなくなり商人に成り下がったのです。>NORIさん
エイジ
2008/02/11 01:08
人間は決して平等ではありませんよね。
競争の場に立てない人もいれば五体満足でない人もいます。
しかし、そのことは確かに不利ではありますが、その事実がその人の人間性や幸福感及び才能が不利な訳ではない。
従って、経済の競争に勝った者はお金で社会還元し、美しい女性は美しい姿で社会還元するように、誰しもないかしらの社会還元は出来るものと思うのであります。>SSDさん
エイジ
2008/02/11 01:17

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