BlueBloomBlog

アクセスカウンタ

zoom RSS 生き続けるということ

<<   作成日時 : 2006/08/23 21:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 14

最近 気になるコマーシャルがある。
それは、イアン・ソープが出ているもので

「理想の自分をイメージし続けること。すべてはそこから始まる」

というキャッチコピーである。

「夢」ではなく、「理想」という理念には、損得とかの感情がなくて、また人の目も関係なくて、まして結果がどうであるか?ということでもなく、ただ自分自身に対する美学の基準であるという点に心地よさ感じる。
「理想」と「夢」の違いは、理想が継続した意志であるが、夢は都合の良い状態であることではないだろうか?

よって、たとえ悲惨ともいえるどんな状況下でも、今、自分の置かれた状態から、「理想の自分をイメージ」するという美学があれば、思考も行動も気持ちよく前向きになれるという力強さを感じる。

それを最近強く感じた理由は、岐阜県庁の隠し金問題で「500万円を燃やした」という発言からであると思う。
この発言は「隠し金の使い途は燃やしてしまえば証拠が無いから、責任問題がある時点で追求できない」という最善の回答であるとの判断の発言であろう。
しかし、この発言以上に軽蔑の印象を与えうる発言もなかろう。
そこには「理想」も「美学」もない卑屈な人間の姿しか感じられない。
当事者はきっと心の中で「だってやむを得ないではないか?」と思っているに違いない。
なぜなら、この場に及んで「公然の悪習」であった事実に対し「公務員として美学」を徹底すれば、マスコミに徹底的に煽られた世間の際限の無いリンチにあうのは必然である。そのリンチは孫の代まで影響するかも知れない。

この問題を考えると「生きること」と「生き続けること」は根本的に違うという感慨を持つ。
生き続けるためには、家庭で良き父親である人物が会社の秘密を隠す為にテレビの前で「黒い」を「白い」と言わねばならぬこともあるし、アラブに生まれていれば生き続けるために人を殺さねばならぬ。運良く日本に生まれているから、たまたま人を殺さずに済んでいるに過ぎないかも知れない。きっと中東戦争で殺す方も家庭ではよき父親であり、殺される方も家庭ではよき父親であるだろう。
もちろん公金を使い込むというのは同じ条件では話せないのは判っているが、実際、当事者でないと判らない反論や苦悩もあろうと思う。

安岡正篤という人が、
「書を習うとは、字のカタチを上手く書くことを習うのではない。思うに字のカタチを整え、思いを巡らし、心を静にカタチに心を込める。いわゆる心行一致こそが書であり、それを学ぶのが書道である。」
と書かれていた。

日本は古来より、茶道、書道をはじめ、すべての技能の修得を心の鍛錬にまで高める哲学があり、それを「道」と言った。
「道」の哲学は、どんな職業にも貴賎はなく、仕事を通じて精神性を高めることが、結果として仕事が善になるという哲学でもある。

商売にも「商人道」という家訓のような教えがあり、江戸時代の商売人は地位が一番低かったけれども、逆に、その地位の低さ故に、自己啓発を重んじ、志の高い禁欲的な人物が多かったようであり、子孫の教育も厳しかった。
日本人は古来より金銭を人生の目的となり得ない、卑しき物と考える風習あり、金儲けに奔走する商人はエゲツナイ人種という考えがあったので、それが逆に商人達の人格を高め、子孫教育にも熱心であった理由と思われる。

この傾向は外国でも同じで、ある雑誌で、何百年も続いているヨーロッパの財閥の当主の特集をやっていたけれども、生活は質素で、もの静かな紳士であり、日本の皇室のような凛とした姿だったことに驚いた。また家訓といわれるものがあり、驚いたことに内容はきわめて封建的な思想であった。

高貴さは、生まれや職業で決定されるのではなく、「理想を追い続ける姿勢」によって決まる。
それ故に、卑しい職業の商人が世界を制したのは当然の結果と言える。商人といえども心は金儲けの求道者であって、堕落した豚ではない。逆に高貴な貴族達が己の地位に安住し堕落して豚になってしまった。
ゆえに堕落した貴族は志の高い商人にその地位を奪われたのである。

志を維持するには、現代の成金商人のような「憧れの人種」ではなくて、江戸時代の商人達のように「商人は卑賤な人種」というマイナーで日陰な立場に常に身を置きながらも、その状態で「理想をイメージ」し続けなければならないのである。
理想というのは夢と違って継続した意志でなくては成らない。
でないと結局、堕落した肥えた豚になって没落するのである。

いわば、「生きること」が夢であり、「生き続けること」が理想なのである。

だから、時として「夢」を見て「理想」を忘れる自分自身と、また、縁有ってこのBLOGを読んだ皆様に、
「理想の自分をイメージし続けること。すべてはそこから始まる」という言葉を贈りたいのである。






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
(*゚□゚)ノ ハイッ!
有難く頂戴いたしますぅ(*- -)(*_ _)〃
ばぁ
2006/08/23 22:10
おすすめの黒木瞳をイメージしようかしら・・・
決して牛や豚ではなく・・・

ガンバレ私(^^)v
サンタママ
2006/08/23 22:17
はぅ、有難く頂戴します〜。m(_ _)m
さて、昔剣道をやっていた僕ですが、練習してもうまくなれず、ただただ練習に参加していました。しかし、嫌ではなかったんですよね。その状態でも。剣道の理念が好きでしたから。
今考えれば非常に中途半端な話で、理念も実践してこそ価値があるわけで、反省しきりです。が、「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」てな言葉、剣を通して己に向き合い活人剣を目指した昔の武芸者に思いを馳せると、何やら重みを感じます。
剣は所詮、人殺しの道具。そんな矛盾も乗り越える理屈のような気がします。
rikky
2006/08/23 23:28
はは〜。m(_ _)m
頂戴いたします。(/−_−)/ 
花娘
2006/08/24 12:04
えっと私たちみんな人間ですけど、
人間でい続ける事って実はとっても難しいんだろうと思います。
人間て弱いし、ずるいし、やっぱり罪深い存在なんだなーって。
ruri
2006/08/24 12:26
ありがたいお言葉、頂戴いたします。
膨大な理想を掲げるカモは
すでに収集できなくなっていますが、
現実を見つめ、理想を創りなおすべきか否か?
という問題に直面しました。
カモちゃん
2006/08/24 13:04
そんな感謝の気持ちをお歳暮で返すなんていいですからね>ばぁさん

最近 黒木瞳よりも小雪のほうが近いのではないか?と思っとります>サンタママさん

剣道はいいですねー
剣は所詮、人を殺す道具でありますが、その殺人の技能を高める修行の中に精神性を求める日本の「道」という哲学は、非常に美しく、今こそすべての日本人が持たねばならぬ品性の指針となると思うわけです>rikkyさん
エイジ
2006/08/24 18:07
だからー
感謝の気持ちをフラワーギフトで返さなくてもいいですって>花娘さん

そうそう そこなんだ ruriさん。
逆に人間の弱さや汚さこそ、神の存在を証明することになるんだね>ruriさん

だからー
お礼に鴨ネギはいいですって!>カモちゃん


エイジ
2006/08/24 18:14
転職した私へのお言葉だと勝手に思い込み
9月からがんばります!
レセママ
2006/08/24 20:27
柿安の牛肉コロッケを食べて頑張って下さい>レセママさん
エイジ
2006/08/24 23:55
柿次郎のごほう鳥むすびもおいしで〜す!!
レセママ
2006/08/25 16:33
つちやの柿ようかんも捨て難いっ
エイジ
2006/08/26 09:14
柿次郎に行った事がありませんよ〜
鳥むすびもたべたことないよ〜

レセママ
2006/09/03 07:08
なんと
レセママも偽者ですか?
エイジ
2006/09/03 15:05

コメントする help

ニックネーム
本 文
生き続けるということ BlueBloomBlog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる