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zoom RSS 錬金術と賢者の石

<<   作成日時 : 2006/06/13 00:36   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 47

今回は錬金術について語ろうと思う。


ハリーポッターやダヴィンチコードなどで錬金術の話が語られるようになってきたので、錬金術は今やファッションのように話せるが、本来の錬金術はマジメな学問であり、弾圧された異端の哲学である。しかし、ハリーポッターやダヴィンチコードの世界的な流行は、闇に封印されてきた錬金術の必要性を時代が召喚しているのではないか?と思えて仕方が無い。

錬金術とは何か?と言うと「卑金属」から「金」を精製する方法だと一般的な解釈であるが、錬金術の考え方を知ると、科学的な話だけでなく、宗教や哲学の範囲まで広げることができる。

たとえば、即身成仏という仏教の話があるが、即身成仏とは死んでから天国に行くのではなく、生きた人間のままに仏になることである。
これは錬金術の卑金属(人間)を金(仏)に変化させる錬金術であると考えられる。
弘法大師『即身成仏義』の解釈から即身成仏を考えてみると、「理具成仏」「加持成仏」「顕得成仏」によって即身成仏が強固になるという。

いわば、空海の説く即身成仏の方法は、本来人間はすでに仏の力を与えられているので、仏になりきって生活すれば仏に成るという意味であるが、実際は思い込みで即身成仏できるのではなく、人間が仏と感応する媒体である密法がもっとも重要で必要不可欠とされる。

さて、ここで錬金術を考えてみる。
錬金術とは、卑金属を金に変えるというケミカルな術ではなく、究極に目指す意味は、不完全な人間(卑金属)を神(金)に変えるという方法なのである。
最も真理に近付いた錬金術師であるヘルメス・トリスメギストスは、『ヘルメス文書』、『エメラルド・タブレット』を作り、その中で、卑金属を金に変えるには、賢者の石といわれる触媒が必要であると書いているが、密教でいう賢者の石は密法であり、錬金術と即身成仏は、かならず媒体としての賢者の石が必要とされる点から同じ理論であることが判るであろう。
ちなみに、錬金術の考えでは、空海や竜樹も錬金術師と分類されている。

それで錬金術師達は「賢者の石」を作り出すことを目的としたのであり、賢者の石を作り出した者こそ錬金術を成功させるのである。
特に高度な錬金術師は、霊魂の錬金術を行い、神と一体化すると考えられたので、宗教や神秘思想の趣きが強くなり、時代により弾圧を受けるが、その時代の富豪や貴族に手厚く保護されて途絶えることなく現代にまで残っている。

さて、それでは空海の方法により即身成仏に成功したのは、何人いるか?
ヘルメス・トリスメギストスの方法により、神に変わった人は何人?
残念ながら、私の研究の範囲では、空海以後に空海は出現せず、ヘルメス・トリスメギストス以後に第二のヘルメス・トリスメギストスは出現していないように思う。
特に錬金術に関しては、ホリエモンや村上ファンドのような一攫千金の意味のほうが有名になってしまった堕落ぶりだ。

この事実、即ち「ヘルメス文書」によって第二のヘルメス・トリスメギストスなど出現しないと考えていた錬金術師もいたのである。
それは、グノーシス派と言われるキリスト教の一派である。
グノーシス主義の創造神話は次のようなものである。

「天地を創造したエロヒムと真の神「善なる者」(至高神)は別のものである。始めに至高神があり、そこから多くの霊体が生まれた。
物質(自然、人間、宇宙)は下等な神デミウルゴスによって創造された(デミウルゴスはプラトン『ティマイオス』に由来する創造神)。
下等神によって創造されたこの世界は悪であり、人間の身体も実体として悪であるが、その中に聖なる火(プネウマ=聖霊。すなわち真の神から降りてきた善なるものであり、本来の自己)を含んでいる。選ばれた者は知識(グノーシス)によって、自己を至高神に復帰させることが出来る。
キリスト教グノーシス主義では、創世記の神はデミウルゴスと考える。イエスは至高神の子で、人間に真理を啓示するため遣わされたとする。 (以上、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)」

この神話から、グノーシス派のシモンマグスは「元が悪から生じた人間(肉体)は決して自力では善なる存在(霊魂)に回帰できず、それを可能にするのは選ばれた知識(救世主)による他力によってのみ可能となる。」と結論した訳である。
いわば、錬金術に不可欠な賢者の石とは選ばれた知識(イエスキリスト)であり、キリストの手助けが無くては誰も神に為れないという意味である。
(ちなみに、同じグノーシス派のマホメットはイエスを賢者の石と認めていない)

このシモンマグスの考えは、仏教にも小乗仏教から大乗仏教の変遷に見られる。特に、「念仏」や「題目」の凡夫は決して自力では仏に成れないから、念仏とか題目にすがりなさい。というのと同じと考えてよい。

特に浄土教は仏教のグノーシス派といって良い程、救済の方法論が同じであると私は思う。浄土教で民衆を阿弥陀に繋げる導師を「善知識」と呼ぶのことも、非常に興味深い事実であるが、浄土教の原理では善知識という賢者の石を介さないと成仏の縁が与えられない。というのはまさに錬金術そのものである。

話は逸れるけれども、自力と他力のどちらが正しいか?の問題については、
大乗仏教の中心経典である法華経の中で、「金持ちがガンジスの砂の数だけお金を布施して人を助けたとしても、南無妙法蓮華経の一句を唱えたほうがはるかに功徳が大きい」という意味のくだりがあるが、これは題目がすごいという意味よりも、人間の自力(小乗仏教)よりも他力(大乗仏教)のほうが数段優れているという意味であろう。
錬金術の理論においても、他力が自力よりも遥かに優れた教えであることに間違いは無い。

さて、目を自然科学に転じてみよう。
宇宙空間に自力で元に戻るものはあるか?
すべての現象は必ず自然の中にも相似が無ければならない。
結論、エントロピーの法則が存在する故に、崩壊がはじまった物は、崩壊しきるまで崩壊し、決して自分の力で元に戻ることは無いのである。すべての物質は元の形→崩壊に進むのである。赤ん坊が老人になるが、老人が赤ん坊に戻らないように。老人が死して、新しい赤ん坊が生まれるという新陳代謝があるだけである。
しかし、この老化という問題も、テロメラーゼという酵素の発見によって医学という賢者の石を介する錬金術により、人類が不老不死になるやも知れないけどね。

ここまで書くと「猿から進化した人間はどうなる?」という進化論も語っておこう。
錬金術の結論から言えば、そもそも宇宙空間に退化はあっても進化はあり得ないのである。現在、進化と呼ぶものは、厳密には進化ではなくて適応であろう。仮に進化があるのならば、自然の形で宇宙空間に自力によるエントロピー減少が存在する筈である。
進化をするという事は不完全である故という事である。
完全無欠なものは変化しない。不完全であるから変化するのである。
従って不完全な物が完全無欠に進化するのはエントロピーの法則からあり得ない。形あるものは不完全なのである。性別があるのも不完全。完全なものは物質ではなく、性別(もしくは+-)も無い筈である。
形が無いゆえ死も無く、性別が無いゆえに引き合うことも反発も無いのである。

長くなってきたので結論を急ぐと、
錬金術の理論の意義は、不完全な物を完全な物に変化させるには、もしくは、相容れない対極の物を完全に融合させるには、賢者の石の介入が絶対必要であるという結論にある。

今、私たちの世界の問題は、すべてが善と悪の戦いの中にある。
しかし、悪は本当に消し去る必要があるのか?善と悪が存在する理由は融合にあるのではないか?悪の存在は融合の必要性を示しているのではないか?
自由と平等という相容れない要素を社会に融合させるには、博愛が必要であるように、また油と水を融合させるには界面活性剤が必要であるように、男と女が愛によって融合して新しい生命が生まれるように、善と悪を融合させる方向転換が必要な峠に人類は立たされているような気がするのである。

いわば、「不完全な世界」を「天国」にするには、今こそ錬金術の考え方が重要なのである。

以上、絶対誰もついてこれないBLOGでした。

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コメント(47件)

内 容 ニックネーム/日時
ううーむ面白いけどついていけないではないですか。薬品関係の仕事と錬金術はやはり切っても切れないもんなんですかねえ。
ところで普請負け・風水についても再度ブログ記事にしてほしいなって思っておりますです 一つヨロシク
シーラカンス
2006/06/13 07:10
。。。。で、一口で言うと?
哲学は男性に任せるとして
人の苦悩は『生きる苦しみ』と『死の恐怖』だと思うのですが
苦悩から回避には、『善行によってのみ救われる』と説き、その『善とは何か』を追求する上で『善悪の論理』を具体的に示したのが賢者なのか。
善悪は表裏一体
善のみを追求すれば、いつしか堕落した享楽主義の世となるだろう。
『徳』という理念が出るまでの経緯は分からないが
いつしか偽賢者が『善』を説きながら『悪』へ導くことの容易さを利用し、人を支配していったのでござるのぉー。
うーん、腹がへってきました。
かな
2006/06/13 11:34
スゴイですね。何がって、前記事が「今回はますます訳の判らないエイジワールドを展開」という宣言に始まり、今回は「絶対誰もついてこれないBLOGでした。」という締めくくりで終わっていることです。次はどんなん来るか楽しみですわ。
ヒロシ
2006/06/13 12:51
以前 シーラさんの言っていた般若心経の空についてもサワリを書いてみましたよ
空は完全無欠ということです。
私は自分を錬金術師と思っております
ですから風水や易学も範疇です
普請負けの話というか本格的に易についてBLOGしたいと思っています。>シーラさん
エイジ
2006/06/13 18:37
うむうむ
このBLOGはネット喫茶で書いたのだが、書いた後で腹が減ったので、焼きそばを大盛りで食べました。
夜9時過ぎの焼きそばは体に悪い分だけ旨いのである
ちなみに、グノーシス派は、生まれた時点で幸福は無いと考える訳です
不幸にして人間に生まれた時点で苦は避けられぬ宿命であると考えるのです。であるから、善という考えも「成仏」に集約されるのである。>かなさん

ぢつはですね ヒロシさん
錬金術を検索したらですね
錬金術の本質から離れたblogが多かったので、オカルト研究家の私の血が騒いだ訳であります。>ヒロシさん
エイジ
2006/06/13 18:46
読んでる途中で(-_-)。o O
何度も寝そうになりました。(-_-)zzZ
ところで善と悪を融合させるものは、
なんでしょう(? 。?)
カモちゃん
2006/06/13 20:41
善と悪を融合させる賢者の石は何かと言うと
おそらく肉体を持った一人の人間だと思います>カモちゃん
エイジ
2006/06/14 19:10
オカルト研究家エイジさん、全然話は変わりますが、合コンなんかに行った日にはキャラクターとしては、エイジさんはかなり手堅い1番人気なんじゃないかと思うんですが、いかがですか?脈絡ありませんが、振ってみました。。。
ヒロシ
2006/06/15 09:59
風邪で寝込んでいるシーラですゴホゴホ
パソコンに向かっている場合ではないって?確かに…
女性幹事が合コンに誘うのは「自分より可愛くない子」だという説がありますが男性の場合はどうなのでしょう 男子でも一番人気になりそうなエイジさんは誘わないゾとかいう現象が起きるのでしょうか
シーラカンス
2006/06/15 11:20
…海が悪い子なのはいい子の海がいるわけで、海がいい子なのは悪い子の海がいるからって事でしょうか?そしてそのどちらも大切な海に違いないと。
私の推測によると合コンでのエイジさんは、気に入った子がいたり合コンそのものが楽しければ、トレビアのようにみんなが「へ〜〜〜」と言うような話題でみんなをひきつけ、面倒だったり気に入らない合コンであればみんなのついてこれない話をして近寄れないオーラ攻撃をしている気がします。
海流ママ
2006/06/15 16:49
あー、ようやくついていける内容になった!
エイジさんは合コンで、これ!と狙いを定めたらわき目もふらずゲーーーッュ♪するまで口説く!他は目に入らない!一本釣り打法で行くと思います。そして目玉商品?として同姓に「一緒にいこうぜ!」と誘われることが多いと思います。どうざんす?
スー
2006/06/15 21:12
アッシーが思うにはエイジさんは合コンの時に、寒いダジャレを連発して女子の気を引いていると思いますね
アッシー
2006/06/15 21:44
いつのまにか合コンスレになってる(汗)


ぢつは大学時代は女子が多い学部でしたので他校と合コンをしたことがないんですよね
というか隠れて友人の大学と偽って参加したことが一回だけあります。
合コンがばれると居づらくなる雰囲気だったです>ヒロシさん

最近 溶連菌が爆発的に流行してるし、インフルエンザも流行してるそうですから気をつけてください
就職してからは合コンっていうか飲み会の誘いは結構あったように思いますけどね
理由は酒飲み会を断らないからだと思います。ちなみに彼女がいる時は合コンは行かなかったです>シーラさん
エイジ
2006/06/16 18:46
合コン評論家のエイジです
合コンの基本は隣の女子と話すということです。
ですから最初の席取りが勝負のポイントです。
仮に見当違いだったらその合コンは諦めて他の人のサポートに回ります>海流ママ<ってホストかよっ!

うーむ
鋭いっ!
カジキの一本釣りです。
大漁の場合は、ぢつはあまり実りがないですから二回目に期待します>スーさん

自分のことを言わないでください>アッシーさん

エイジ
2006/06/16 18:55
難しい話題が、なぜか合コンネタに。。。
エイジさんは、意外と無口だったりすると思う。(ブスの前だと)
で、美人を前にすると、腕をまくりあげて気の効いたことを言う計算高い
タイプですよ。ところが、それをされた女性は、きっと嫌な気はしないでしょう。むしろ、有頂天になって喜ぶのではないでしょうか。
話を戻します。自力で若返るものはあると思います。アメーバとか、微生物のレベルで、発見されていないような、不思議な生物がいるような気がします。
NORI
2006/06/16 20:27
ホントだ、ついていけない。。。
関係ないけど、私も自力より他力の方がすごいんだと大人になってから思いました。

私は合コンした事がありませんっ!独身時代に一度してみたかったです!
残念!
ruri
2006/06/17 05:42
不細工だと無口になる・・ってことは絶対有りませんが性格がかなり不細工だと無口になるかも知れませんです。

なるほど。いわゆる肉体の存在がはっきりしない非生物(空気や水)との境界に生息しうる生命体が存在するならば、不老不死の生命体があるかも知れませんね>Noriさん

なに?合コンした事がない?
かなり意外です。
しかしるりさんの場合、合コンという設定ではあまり発展的な関係に為らないと思われるので出なくても一緒でしょう>るりさん
エイジ
2006/06/17 18:36
えっ?
発展しないんですか、私?なんで?なんで??
るり
2006/06/17 23:45
途中まで読んで、ついていけないので、皆さんのコメントを読んで、また本文に戻ってみました。善と悪がバランスよく存在する世界が完全な世界ってこと?そういえば、関係ないけど、子供向け番組は正義の味方と悪者がはっきりしてますね。しかも、悪者は正義の味方が変身する間おとなしく待ってます。実はいい人なのかも。

風水と易学のBLOG、楽しみにしてます。
あゆ
2006/06/18 02:57
合コンで藤井フミヤが王様ゲームしてたら恋愛に発展しないでしょう?>るりさん

善と悪というか、男女、右左、陰陽、+-という両極があるというのはどちらも不完全なのであるという意味です。
たとえば、人間は男と女はどちらも性別がありますが、菩薩や仏様には性別は無いですよね。人間にちかい仙人や神様には性別があります。
また、宇宙には、電気(+-)や磁力(SN)がありますがビックバーンの瞬間には力は一つだったのです。

詩的に表現するのならば、「引力は孤独だから生じる」のであって「孤独」とは「欠乏」ゆえに生じる。完全な「愛」からは孤独は生じない故に、引き合う欲望も生じない訳であります。>あゆさん
エイジ
2006/06/18 14:19
「隠れて友人の大学と偽って参加」とのことですが、それもすごいですね。途中でつじつまが合わなくなりそうで、私にはドキドキものです。
ヒロシ
2006/06/18 19:28
この辻褄は結局合わなくても、悪影響はありませんでしたよ
逆に新鮮な意外性のネタに使えますから大丈夫です>ヒロシさん
エイジ
2006/06/21 20:25
見事な独りよがりですね。概念だけで何も語られていない。賢者の石について語るのがナンセンスであり、概念だ。賢者の石は糞であり小便の中にあるという考えはご存知だろう。だが、ニコラ・フラメルはマジだろうがペテンだろうが、賢者の石で、金属変成の実験に成功しているとの記述がある。そもそも空海以降の意識は、即身成仏など、ナンセンスで、ナチス錬金術にあるように、不老不死を目的にしたものだ、カリオストロはご存知か?
コレハコレハ
2006/06/24 06:58
>コレハコレハさん、横レスですが…。
現実世界で認められないフラストレーションを、ネットの世界で知識を攻撃的にひけらかすことで救おうとしていると見なされてしまいますよ。というか、大人のコミュニケーションの基礎はまずポライトネスですから、そこをわざと外すことは威嚇行為であって議論じゃありません。
シーラカンス
2006/06/24 11:03
なんだかストレス発散に独り言を言ってるって感じですね。もともと、議論する気もないんでしょう。
ヒロシ
2006/06/24 21:30
コレコレハさん こんばんわ
ケミカルな錬金術の話をされているのでしょうか?
錬金術の目的の一つである「金の生成」は現在では可能とされています。
金より原子番号の1つ大きい水銀にガンマ線を照射すれば、原子核崩壊によって水銀が金に変わるのである。
しかし、賢者の石のような化学的反応によって卑金属から貴金属を生成することが出来ないのは明らかであります。
しかし、錬金術の概念からは賢者の石は決して避けられない要素であり、賢者の石を考えない錬金術はすでに錬金術としての概念の外でありますので同じ範疇での話にはなりません>コレコレハさん

あと
思わずコメントしたくてウズウズされたと思われますが、私の大切な友人であるシーラさんやヒロシさんのように不快な思いをされる場合がありますので、真面目な議論を希望されるのならば紳士的にお願い致します
エイジ
2006/06/25 00:12
Googleで検索してたら偶然引っかかったので読んでみたところなかなか興味深くてついつい引き込まれてしまいました。
私は難しい話はあまりわからないのですが、そもそも存在というのは不完全なモノなのではないかなぁと考えております。
完全な存在はある意味で究極の自己完結だと思っています。
私の想像では完全な存在はきっと他を必要としませんし、他を認識しませんし、他に認識されることもありません。
多分それすら軽く凌駕するでしょうし、そもそも言い表せるようなものではないのかもしれません。
存在は共有するものであって共有とは補完なのだと認識しています。
存在の集合体は常に不完全で永遠に変化し続け無秩序に広がっていくのだと私は妄想しています。
通りすがりに変な書き込みをしてしまってすみませんでした。
LTD
2008/02/10 12:27
LTDさん。はじめまして。
コメントありがとうございます。

そうなんです。
そのとおりなんです。
完全なモノは物質でもなく陰陽もないのです。
たとえば、仏教で界というのがあるのですけどね
仏→菩薩→縁覚→声モン→天上→人間→修羅→畜生→地獄
なんですね。

仏と菩薩は男女がないでしょ?
縁覚以下は男女がある。
しかも人間から物質でしょ?
ですから仏と菩薩は不退転といわれるのです。>LTDさん
エイジ
2008/02/11 01:26
はじめましてnakiと申します。最近になって賢者の石について調べ始めた者です。
大変興味深く読ませていただきました。
私も賢者の石が単に金を作るための技術を指しているとは思えなくて…どちらかというと、哲学的な知識というか…。
相対するものを合わせる為の何かという考えについても、参考にしてよく考えてみたいです。
ところで錬金術、賢者の石に関する文書は探すのが難しいです。
何か参考にできそうな本がありましたら教えていただけないでしょうか?
私はまだM・ドウリル氏編著作のエメラルド・タブレットしか読んだことがありません。
よろしければお願いします。
naki
2008/02/20 12:59
nakiさん。はじめまして。

賢者の石に関する文書および錬金術師ですけど。
たとえば、「完全な結婚」という世界中でベストセラーになった結婚生活と性のマニュアルを書いたオランダの医者でヴァン・デ・ヴェルデという学者がいますが、彼はかなり有名な錬金術師でした。性というのは非常に錬金術的なんです。この本を読まれると錬金術の意味がおぼろげにわかると思います。
そしてですね。
儒教の仁も仏教の慈悲という考えも、賢者の石なんですよ。
ですから、儒教の仁とはなにか?
仏教の慈悲とは何か?を考えることが即錬金術を考えることになると私は考えるので、参考になるのは宗教の経典であったり、進化論であったりすると私は思います。
エイジ
2008/02/21 19:19
お返事ありがとうございます。
そう…ですよね。宗教に変な抵抗があって今まで手が出なかったのですが、読んでみます。
周りにこういったことに関心のある人間がいなくて、一人で唸るしかない状態だったので本当に助かりました。
たぶんまた色々とブログを読ませて頂いて、参考にさせていただくと思います。
naki
2008/02/22 12:39
nakiさんも感じるままにコメントして下さい。
そうすれば、私にもあらたな発見があるかもしれませんからね。
宗教は科学的であり、科学は宗教的であります。
ですから、魔術なるものも本当にあります。>nakiさん
エイジ
2008/02/25 18:42
>不完全な世界」を「天国」にするには、今こそ錬金術の考え方が重要なのである。

その後答えは見つかりましたか?

漠然とそれが
<希望>と<叡知>なのかなと思いました。
ららあ
2011/05/03 17:43
随分時間経って、今更ですが。
「空」と「無」は、違うと考えますか?「空」が完全無欠なら「無」も完全無欠でしょうか?
宇宙の誕生と存在は、完全無欠と考えますか?
変な質問ですみません。
Tom走矢
2012/04/11 16:32
答えは「賢者の石」です。>ららあさん。

「空」は「無」ではありません。
「油」と「水」は混ざりません。
「平等」と「自由」も両立しません。プラスとマイナスです。
「空」とは「水と油が混ざった状態」であり
「平等」と「自由」が混ざった状態だと思います。
例えば、「平等と自由」が混ざるには「友愛」が必要なように
「友愛」を賢者の石というのです。>tom走矢さん。
エイジ
2012/04/11 21:24
エイジさん、こんばんは〜。
コメント欄に以前の記事へのエイジさんの回答があるようなので
復習と思って読んでみました。
エイジさんってスゴイ!
空は、潜在性。表面化していないけれどもおそらくすべての要素を
内包している無限の可能性。

錬金術がそういう概念なら、ユングが追い求めたのも、むべなるかな。
カコ
2012/04/12 01:00
質問の続きです。
以前のコメントで、@「空」は完全無欠。
A二極化した(対が在る)物は完全では無い。…陰陽(+.-、s.n)は、ビッグバンの時には一つだった。
B完全な物には形も陰陽.雌雄も変化も無い。と有りました。
空間を場と考えると、「空」の状態のポテンシャル は0(無)には成らない(インフレーション理論)。
これは符合するとして、ビッグバン宇宙論を認め、その直後に宇宙の分化が起きたとすると…
「未分化宇宙」と「分化した宇宙」は同一の存在で、状態の変化(変位、転位)と成ります。
これは貴方の考え方によると、「状態変化」の“前.後”、「不完全」から「完全」に変化する“前.後”で、“有.無”“色.空”“静.動”両極化が発生し、どちらの状態でも“不完全”という事になりますが?
Tom走矢
2012/04/12 03:15
空は変化をしないものですので
金属の中では金がもっとも空に近いと考えたのでしょうね。>カコさん。

中国の大極の陰陽のシンボルのように、
大極とは白と黒が混じって灰色になっているのではなく、
黒と白がそのまま存在しながらひとつになっているのです。
それはそのままで完全なのですが、
「ビックバン」が発生したとするのならば、その刹那に「不完全」になり、
「分化」したと考えるのが錬金術的な解釈です。>Tom走矢さん。
エイジ
2012/04/12 12:35
解答頂き恐縮です。
今更ですが、あの後「相反する二極の融合…」への考察を失念していた事に気付き、お詫びと訂正を…。
@陰陽、雌雄、善悪等の性質の反する二極は、同時に両方が存在出来ます。
Aビッグバンによる「未分化(単純)宇宙」と「分化(複雑)宇宙」は状態の変化であり、二相が同時には存在出来ません。
@は融合可能ですが、Aは当然ながら融合不可能です。
この観点からは、@Aを同列に扱うのは無意味でした。
ところで、相反する二極を媒介する…という発想は、例えば「開闢」と「終焉」の間に「保存」、「誕生」と「死」の間に「成熟」、「創造」と「破壊」の間に「調和」…という、三位一体の考えからでしょうか?(「エメラルド表」の意訳中にも、「その本質において1、様相において3」との一節がありますが)。
でも、これだって状態の変化ですよね?
善.悪の二元については、昔見た漫画の中に「貴方が“善”を求める時、貴方の中に“悪”が生じる」との台詞があります。
“対”というのは人の意識の所産で、無意識下には善悪は存在しないのでは?
Tom走矢
2012/04/15 01:47
非常に興味深い問題で、本質に係わることなので抽象的な表現になりますが、
例えば、中庸とか中道というのは空と等しいのですけど、
裏と表の間とか右と左の真ん中ではなく、様相1と様相2が合体してできた様相3は様相1と様相2でありながら、どちらでも無いという様相3であります。
つまり、対になっているのではなく、裏と表が合体して価値が生まれることであり、
裏と表を合体させる引力が「賢者の石」であります。
そしてこの「賢者の石」を知るには「理性」では判らないのです。
宗教的三位一体では、「肉体」と「救済」を成立させるのが「聖霊」であり、
決して「理性」ではありません。仮に理性が賢者の石と考えるのならば本質に到達できず、それが現在の人類の不幸になります。
また「自由主義」と「共産主義」を合い成立させるのも「法律や理念」ではなく、
「敬神と同胞愛」というような「聖霊」の類だと私は考えます。>Tom走矢さん
エイジ
2012/04/15 15:37
今回も回答頂き恐縮です。
朧気ながら、云わんとする事、見えてきた様な…(気のせいかも知れませんが…)。
「開闢」と「終焉」が一体化(リンク)した場合の様相(これもエメラルド表に、上位は下位と繋がり…という表現が有りました…)は、二相を内包し、尚且つそのどちらとも別相。という事で良いのでしょうか?混沌とは違うのですよね?
同じヘルメス派の文献でも、「ポイマンドレス」では物質界(死すべき肉体)を離れ、「不滅なる(天上の)人間」に帰する的表現がありますが、それとも違う?

ところで、これは抽象的過ぎるとも思えますが、“メビウスの輪”的に表裏一体で暗示出来る事象がもし有るとしたら、それは二相を融合した第三の相と呼べるのか?只の歪みに過ぎないのか?

あと、“二極融合”の話の中で感じましたが、「自由」と「平等」の両立を尚更困難にしているのは、「自由」と「無節操」、「平等」と「非.個性化」の履き違えが多い為では?
個々人の適性に関わらず同列に扱う事、置かれた環境を無視して平に均す事を、けして「平等」とは言わない。
また、「自由」に「責任」が担保されなければ、只の「我がまま」でしょうに。…等と思っております。

毎度、長文ですみません。ではこれで失礼します。
Tom走矢
2012/04/17 02:10
度々失礼します。質問の中に、書き忘れが有りました。
「空」は「無」では無い…と、言われました。
では、「空」の中には“何”が「有」りますか?
それは、無色、無形、無変容(不退転)である…
その何かが、「真理」もしくは「本質」と、お考えですか?
Tom走矢
2012/04/18 10:24
Tom走矢さんは、
私達の宇宙空間での物質的な「空」をイメージしておられるのかな?
エイジ
2012/04/18 20:46
本当、実象面に偏り過ぎてましたね。
語弊が無ければ良いですが…物理学的考察と象徴哲学的考察の両面から解析したいのが本意です。
このブログの中に、「全ての事象は自然の中に相似が有る…」「エントロピー」「進化(退化?)論」等の話が有り、“ヘルメス哲学と錬金術”“仏教”“自然科学”等、統括的に論じている?と…

ところで、「ヘルメス文書」でも「仏教」でも、本質的には“解脱”を説いており、対極にあるモノの融合(合体)とは解釈し難いですが?
仏教においては“不生.不滅の本質、内在する原理”=我(アートマン)は、もとより存在し無い…「無我」である。
諸行無常。
「相対二元」「因果」においても相依相関、即ち縁起であると。
“完全無欠”“不変”な存在は否定され、それを理解する事を知慧と言っている様です。
解釈者によって、取り様は様々と思いますが、“苦.楽”“優.劣”“迷.悟”は、「執着するが故に生ずる」というのが「空」の思想…という所は一致しています。
やはり、錬金術的思考で「完全無欠」「天国」…というのは無理がありそうです。
例えば、コメントの中で「愛」を謳ってましたが、その刹那「憎」が生じますね?「愛.憎」は“両極二元”ですから、片方では存在出来ません。
それに「苦」が無いのなら、対極にある「楽」も生じませんね(相対二元)。それは、果たして「天国」と言えるのでしょうか?
あと、「太極」(別名:無極)の象徴ですが、陰と陽が互いを呑み込もうとする(ウロボロスみたいだ…)形らしいです。“無限”“流転”“絶えざる変化”…これを物理学に例えて「真空の揺らぎ」の様な、と表現された論者が居られたのは…面白いな、と。
Tom走矢
2012/04/22 02:43
補足、つまり“太極”の象徴も、変化、変容を表しているのです。
本質は、常に変化する事を是とし、それに固執しない…。
そういう事を説いていると思います(「空」の考えは)。
Tom走矢
2012/04/22 02:56
なるほど。判りました。
私が考えるのは、グノーシス派の考えでして、
すなわち、この宇宙は不完全な物であるゆえに完全な物は存在しない。
しかしながら、完全な物は確かに存在するのであるけれども、
それは私達の存在する宇宙とは別の世界であるという考え方です。
しかしながら、完全な世界からの延長としてこの不完全な世界がある。
つまり、この世界の「愛」は必ず「憎」と対になっていますが、
完全な世界の「愛」は私達の世界の「愛」と「憎」の元でありますが、
この世の「愛」と「憎」を超越した「愛」の世界であります。
よって、天国も「苦」「楽」の両方がある世界ではなく、
「絶対的な楽」しかない世界だと思います。
よって、因縁の決めごとは絶対的な法則であり、私達の肉体も因縁の結果であり、
因縁の世界から解脱するには自力では不可能であるという考えです。
エイジ
2012/04/22 17:26
エイジさん、こんにちは〜。

最近、中立点について考えているところでしたので、それが「賢者の石」と言えるかもしれない、と新たな視点を垣間見せていただいたような気持ちになりました。
単一物質(性質でも、概念でも)はグラデーションの中で変化が可能ですが、異なるものとの接点の場所があると思うんですよ。それは時に凄まじいエネルギーを必要とし、かつ、高次の場ではないか、と。
光が粒子と波の両方の性質を併せ持つ(と言うべきか、どちらでもないと言うべきか)ということがわかったというニュースは極めて示唆的であると感じましたが、ある種光は粒子と波の接点なんだと思うんですね。光は最速の存在であり、特殊です。
(光より早いものがあるかもしれない、、、という馬鹿げた研究が結局は間違いだったって、、、、当たり前だ!!)高次(物質、性質、概念)への上昇の行き着く先、、、、、わくわくしますね。
カコ
2013/06/02 17:48

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錬金術と賢者の石 BlueBloomBlog/BIGLOBEウェブリブログ
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