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zoom RSS 老子の帝王学と日本国憲法 その1

<<   作成日時 : 2005/09/15 18:16   >>

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老子とは あの老子である。孔子と老子の老子である。
女子の名前ではない。

老子は、その人物像も摩訶不思議であるなら、教えも極めて難解であるが、その教えは深遠で英知に溢れている。老子の教えは、わずか81章の詩的文章しかなく、忽然と姿を消したので歴史的に実在したのかも定かでない。しかし、老子の教えは「風水」や「道教」に受け継がれ、「陰陽道」や「易」も老子の教えが根本である。

私に「老子」の凄さを教授して下さったのは、伊勢に住む仙人である。
この仙人の話は後日語ろうと思う。

今日は本屋の単行本では書かれていない国家論としての老子を語りたい。

そして、「日本国憲法」について語りたいと思う。

老子いわく
「人間の中でもっとも徳が高いのは赤ん坊である。」
なぜなら、無防備で無抵抗であるのに殺されもせず、働くことや人を養うこともしないのに、誰かが必ず養ってくれる。お腹が空いたと言って泣けば誰かが自分の食い物を別けてくれる。
もし猛獣が迫ってきたら、誰かが命をかけて守ってくれる。
道に赤ん坊が捨てて在れば、誰もが躊躇わず赤ん坊を助けるであろう。
もし、オトナでありながら赤ん坊のように扱われる人物がいたら、徳の高い人物であると誰もが思うであろう。

老子は続けていわく
徳の無い君子が帝王になれば、敵を恐れ、高い城壁を作り頑強な城に住む。しかし、力で得た地位は力で奪われる。力で制圧する者は力で制圧される。
政治に知力を使うので国家は乱れ、欲が深いので、民も欲が深く冷酷な国家になる。また自分の地位の維持だけを考えるので地も荒れて不毛の土地になる。

しかし、それとは逆に、真に高徳な君子が帝王になれば、外壁の無い平屋の住まいに住み、強力な軍隊も持たないが攻め込まれる事もない。また目立った政治を行う訳ではないが、国家が平和で治安がよく、経済も発達する。民も不埒な野心を持たず、生き生きと生き骨格も太く健康な社会になる。大気が暖かいので地も栄え作物も豊作になる。とある。

老子の国家論は、理想国家樹立には「高徳な君子」が何に於いても一番大切だと言う。

この「高徳」とは、「頭が良い、力が強い、金持ち」ではない。むしろ「愚鈍な者、力が無い者、所有しない者」である。ただ「徳がある者」というだけである。
老子は「山」よりも「谷」の方が徳が高いといい。「堅い」よりも「柔らかい」ほうが徳が高いという。

さて、世界を見渡せば、「目には目を」の世界観であり、「徳」による統治など、愚者の戯言と一笑されるに違いない。
しかし、この老子的理想国家に近い形態を有する国体は、一国だけに見られる。

それは、なにを隠そう我が日本である。

日本が現在のような形態になった大きな理由は、「日本国憲法」によるものであろう。

個人資産もなく、私設軍備力もなく、まるで国家の象徴のみの存在の君主といえば、非常に「天皇」に近いと思われる。歴史を振り返っても、天皇に権力が無い時代のほうが平和であったとも考えられる。日本人はあまり意識していないが、戦いによって天皇が滅びず3000年も王であるのは、「あり得ない奇跡の国家日本フゥー」である。
この奇跡に敬意を表した古今東西の歴史学者の発言は多い。
しかし、彼らが天皇を崇拝している訳ではなく、歴史的事実として数千年も国王であり続けた天皇制の神秘について敬意を表しているのであろう。

もちろん 少なくとも天皇制の影響によって、「一億総玉砕の戦争」があり「神の統治する日本」による侵略があったのは事実ではあるが、それだから天皇制はダメである と結論するのはあまりにも早計であり、無知であると言わざるを得ない。
こういう左翼思想の人は、もっと色々な古典や社会学を勉強すべきであると思う。もちろん右翼思想が正しいと言っている訳ではない。右翼思想は限られた仲間重視の覇道主義であり、徳による王道主義ではない故に、老子の君主論とは違う。

では、老子的理想国家に近い日本って理想国家ですか?
必ずしも、そうではないですけどね(汗)
しかし、世界の中で極めて恵まれた国であると私は思う。
日本人はもっと日本に誇りを持って欲しいと願うばかりである。

あまり長いと疲れるので次回は日本国憲法について考えてみたいと思う

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老子の帝王学と日本国憲法 その2
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2005/09/18 01:09

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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
いいですね。非常にいい感じです。
日本国憲法について、最近何度も考えていました。自民党のこと、社民党のこと、かつての社会党のこと…答えはないんですけどね。いい参考になりますです
シーラカンス
2005/09/15 19:50
ちなみに「日本フゥー」っつーのは「フォー!!(かくかくかくかく…)」っていうアレのことですか?
シーラカンス
2005/09/15 19:51
かくかくかくかよっ!
シーラカンスでフォー!です
ぴんぽん♪
エイジ
2005/09/15 23:37
「HG」相当お気に入りなのね♪
エイジさんも実はハードゲイ???
海流ママ
2005/09/16 00:31

エイジさんもあのポーズしてみてください!!
スー
2005/09/16 10:09
ホントにいいです。いい感じ。
孔子から憲法とか考えつかなかったし。例によってってかんじのコメントになっちゃうけど、イエスが「心貧しき者は幸せなり」って言ったのと似てるかも。やっぱ、偉人の考えることには共通点が多い。

で、かくかくかくって何ですか?
るり
2005/09/16 11:07
30過ぎたらハードゲイは無理なので
ハード芸に精進しておる最中である>海流ママ♪

わかりました>スーさん

心貧しき者は幸せなり  とは奥の深い言葉であります
この言葉はどちからというと親鸞の
「善人でも救われるのだから、どうして悪人が救われないことがあろうか!」と同じだと思います
真理は、科学でも宗教でも合一するのですね>るりさん
エイジ
2005/09/16 18:20
「かくかくかく…」が結構波紋を呼んでいますね
シーラカンス
2005/09/16 19:00
30過ぎたらハードゲイは無理なんですか?
レイザーラモンHGって、さほど若くなさそうですが。
るりさんは知らない方がいいかもしれません。

藤森照信さんという建築の方が、自宅の塀を取り払ったら最初は変な目で見られたけどだんだん近所とうまくいくようになって、近所の人もどんどん塀を低くしていって近所の雰囲気が明るくなったと何かの本で書いていたのを思い出しました。
でも、国家レベルでそれをやるのは難しいみたいですね。
日本国憲法についての記事も楽しみにしてますね。
potepote
2005/09/16 23:28
エイジさん!
お願いしたいことがあるんですが、、、
バトン受け取ってください!
奥様方がそれを望んでらっしゃると思いますので(ふふふ)。
るり
2005/09/17 12:17
それから、エイジさん。
↑バトンはエイジさんに渡すために受け取ったので、別に次に回したくなかったら止めちゃってもいいです♪
よろぴこ。
るり
2005/09/17 14:38
↑ わあ♪ 
エイジさん、楽しみです。ハード芸じゃなくてそのまんまのエイジさんを垣間見たいな〜♪
スー
2005/09/17 15:03
HGは29歳らしいですよ
本人も「30になったらキツい」そうだよ(笑)
日本国憲法も楽しみにしてください☆ミ>poteさん

(`´)ゞ
では 海流ママの前に私がバトンを回します
次回は海流ママにご指名ということで。。>るりたんスーたん
エイジ
2005/09/17 22:46

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